ケアンズと言えば大自然が真っ先に思い浮かぶと思いますが、本当にその通り!大自然に囲まれたケアンズには、2つも世界遺産があるのです。
ひとつは鬱蒼と茂る太古の森、熱帯雨林。そして、もうひとつがグレートバリアリーフ。
きれいな海を想像してみてください。その想像よりずっと素敵なグレートバリアリーフを、一緒に見てみましょう!
ユネスコに登録されている世界遺産には、自然遺産、文化遺産、複合遺産がありますが、ケアンズの世界遺産、熱帯雨林(クイーンズランドの湿潤熱帯地域)とグレートバリアリーフは「世界自然遺産」に指定されています。
グレートバリアリーフは、1981年に世界自然遺産に登録されただけあり、「すごい」事実満載です!グレートバリアリーフは、世界最大の珊瑚礁であり、その長さは約2,600km、中国の万里の長城よりも長いというから驚きです。
ひとくちにグレートバリアリーフと言っても、想像を絶する広大さですから、その楽しみも無限大です。 その楽しみ方を分けると、「島」に行って遊ぶのか、「アウターリーフ」に行って遊ぶのか、に分類されます。あるいは両方同じ日に行くことも可能です。
島それぞれに特徴があり、島そのものの緑や野鳥、ハイキングを楽しんだり、島の周りのビーチで寛いだり、シュノーケリングを楽しんだり。アウターリーフに出かければ、シュノーケリングだけでなくダイビングでより深く海の美しさを満喫できます。また、海に直接入って楽しむだけでなく、パラセイリングやグレートバリアリーフ遊覧飛行など空から海を楽しむ方法も見逃せません。
個性豊かなグレートバリアリーフを島ごとに、そしてアウターリーフも合わせて楽しみ方を探ってみましょう!
Photo courtesy of Tourism Tropical North Queensland
ケアンズの街中からほど近いリーフトリートターミナルから出発して45分ほどで到着する、日本の方にも知名度の高い島です。グリーン島は、30分ほどで1周歩けてしまうほど小さな島で、グレートバリアリーフに浮かぶ数々の珊瑚でできた島の中でも、熱帯雨林の植物が生い茂るのはグリーン島だけなんです。
散歩道もあり、潮風に吹かれながら熱帯雨林の木々や野鳥を楽しみリラックスするのも良し、島のビーチで泳いだり、シュノーケリングする他にも、半潜水艦やグラスボトムボートでリーフを眺めることができたり、ワニ園もあるので、泳がない方も楽しめます。
Photo courtesy of Tourism Tropical North Queensland
フィッツロイ島もまたケアンズからボートで45分ほどで行ける、気軽にお出かけできる島です。地元の人にも人気の島で、日本での知名度がグリーン島に比べると高くないこともあり、日本人の観光客が少なめで「海外に来た感」を一層満喫できます。フィッツロイ島に到着すると印象的なのが、「山」が島の中にあること。
そう、フィッツロイ島には、頂上まで登ろうと思ったら1時間以上かかる、トレッキングができるほどの立派な山があるので、バードウォッチングも楽しめたり、海と山が同時に楽しめる島なのです!シュノーケリングだけでなく、シーカヤックで島の周りをこぎながら巡るのもおすすめです。
フランクランド島は、ケアンズから南へ40分ほどのマルグレーブ川から出港し、30分ほどで到着する「無人島」です。船が苦手、という方にもうれしいですね!フランクランド島への入場は1日100人に限定されており、手つかずの自然を満喫できる点が魅力です。
フランクランド島は、実は島が集まってできた「諸島」であり、その中の一つのノーマンビー島は、星砂のビーチとしても知られる美しい島。ウミガメの産卵地としても知られ、ウミガメに出会える確率も高く、季節によってはクジラに遭遇できるチャンスも!
Photo courtesy of Tourism Tropical North Queensland
その名前からもお気付きかもしれません。ミコマスケイだけ、「島」でなく「ケイ」と呼ばれるのは、珊瑚のかけらでできた「砂洲」だからです。ミコマスケイは、ケアンズからボートで2時間ほどかかるので、これまでに挙げた島々より島での滞在時間は短めになるものの、沖合にある白砂のミコマスケイでは海の透明度も高く、シュノーケリングも一層楽しいというものです。
ミコマスケイは、野鳥の保護区に指定されているため、たくさんの鳥も見られます。鳥の保護区である立ち入り禁止区域には入れませんが、島に入れる人数も限られているので大混雑することもなく、透明度ナンバーワンとの呼び声も高い海を満喫できます。
ハミルトン島は、グレートバリアリーフの真ん中あたりに位置し、ケアンズから飛行機で1時間15分ほどの、74の島々からなるウィットサンデー諸島の1つです。
島自体が一大リゾート地となっています。島内にいるだけでもビーチや遊覧飛行、ゴルフやコアラなどの動物と触れ合うなどめいっぱい楽しめますが、ハミルトン島から、世界一美しいビーチと呼ばれるホワイトヘブンビーチやウィットサンデー諸島に出かけられるのも大きな愉しみです。
Photo courtesy of Tourism Tropical North Queensland
これまでご紹介したのは島ですが、外海に出ると、さらに深く、透明度の高い海、魚の種類や数も豊富にみられ、さらに間近に美しい珊瑚礁を体感できるので、グレートバリアリーフの醍醐味を存分に味わえます!ツアーによっては、外海だけに出かけていくツアー、あるいは1日で島とアウターリーフ両方に出かけるツアーもありますので、やりたいことに応じてどこに行こうかたくさん迷って決めてください(笑)
Photo courtesy of Tourism Tropical North Queensland
グレートバリアリーフの美しい海に浸るだけでも非日常体験ですが、きっとシュノーケリングやダイビングなどのアクティビティもすでにイメージとして浮かんでいるかと思います。そこで、ここでは、「ああ、こんなアクティビティもいいね!」と思えるひと味違うアクティビティをご紹介しますね。
「海」と言えば中に入って泳ぐことを考えがちですが、空から真っ青な海の景色を眺めるというのもまた格別です。珊瑚礁を上空から見渡すという贅沢なひとときをお楽しみください。
美しい珊瑚礁を間近で見たいけれどダイビングはちょっと...という方にも水中スクーターなら夢がかないます!オーストラリアでも唯一グレートバリアリーフだけで楽しめる水中ドライブをお楽しみください。
あるいは、スクーターには乗らないけれど、宇宙服のヘルメットだけをかぶったヘルメットダイビングも可能です。この方法なら顔が濡れないまま海中に潜れます。
上空からでもなく、海中に潜るのでもない、海に浮かびながら水面から美しい海を体感するという方法もありますよ。海の表面から眺める、いつもと違う視点からの景色もお楽しみください。
グレートバリアリーフには無数の楽しみ方がありますので、わくわくしながら検討してみてください。どの楽しみ方を選んでも、心に残るグレートバリアリーフの旅となることでしょう!
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