街全体が世界遺産に登録されている世界有数の観光地プラハ

"泣けるほど美しい街"世界遺産プラハのおすすめ観光コース

海外現地ライター便り
2019年05月31日
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海外旅行
旅行記

世界有数の観光地プラハを効率よく堪能する方法

プラハは街全体が世界遺産に登録されている世界有数の観光地。これほど毎日観光客であふれかえっている街はそう多くないと思います。チェコはEUに所属はしていますが、西ヨーロッパとは全く違う街の雰囲気を持っています。

1. おすすめの観光シーズン

おすすめのシーズンは夏。プラハにある観光地は街の中心に集まっているため、すべて徒歩で行くことができます。夏はとにかく日が長く、朝5時過ぎには明るくなり始め、22時頃まで暗くなりません。気候も晴れの日が多く、湿気も低いため過ごしやすいです。青空の下、のんびり街並みを眺めながら観光を楽しむ、これほど贅沢な時間はありません。

2. 王道3大観光地の回り方

プラハに来た観光客が必ず訪れるプラハ城、カレル橋(Karlův most)、旧市街広場の時計台。回り方さえ心得ておけば一日で十分堪能できます。効率よく回るコツは、とにかくなるべく早い時間に行動開始すること。なぜならプラハは世界有数の観光地。お昼前にもなると街は歩けないほどの人であふれかえります。

① カレル橋

旧市街側から見るカレル橋とプラハ城側

まず最初に向かうべきはカレル橋。プラハは中心の川を挟んで2大観光名所、旧市街側とプラハ城側に分かれていますが、旧市街側から橋を渡り始めましょう。このカレル橋、朝10時前までに行くことがコツ。この橋からの眺めは最高ですが、朝10時を過ぎると歩けないほどの人が集まり、のんびりと景色を堪能できません。必ず朝イチで向かい、プラハの町並みやプラハ城の景色を堪能しながら渡りましょう。

② プラハ城

観光地として人気の高いプラハ城

カレル橋を渡り終えたらプラハ城へ向かいます。橋からは徒歩約20分ほど。プラハ城も観光地のため混み合い、お城や中の教会に入るのに行列ができることもあります。またお城の入場時間は22時までですが、中の教会などは夏は17時、冬は16時までなので、急いで見ることにならないように午前中に行きましょう。入り口から順番に教会や黄金の小道など見ていくと、反対側の出口に出ます。混み具合やどの建物に入るかにもよりますが、所要時間は3時間ほどみておきましょう。

③ 旧市街

旧市街を一望できる時計台

反対側の出口からでたら旧市街側へ戻ります。カレル橋は人であふれかえっている時間なので、プラハ城の出口近くのマーネス橋(Mánesův most)を渡って旧市街側に戻ります。最も有名なのは旧市街広場にある時計台。この時計台、上まで登ることができ旧市街を一望できます。他にも旧市街には観光地である火薬塔、プラハ市民会館、ティーン教会、聖ミクラーシュ教会があります。

旧市街の特徴はとにかく小道が入り組んでいること。まるで迷路のようですが、それこそがプラハの町並み。歩いていると可愛い雑貨やおもちゃ屋さん、カフェなどがあるので、気になったところを立ち寄りながら観光地巡りをしましょう。

プラハは朝から観光するのがおすすめ

1日で回るのなら、この順番でまわることをおすすめします。もちろんもっと時間があるのなら、プラハ城側と旧市街側に分けてじっくり見るのもいいですね。
一つ注意したいのがスリ。観光客を狙ったスリは絶えないので、絶対に気を抜かないようにしましょう。

3. 地元民のおすすめの過ごし方

美しい街プラハの最も美しい時間帯は朝です。朝日でキラキラと輝く町並みや水面を眺めながら、川沿いをランニングやサイクリングをする地元民。これほど贅沢な時間はないと思います。観光で訪れた際、天気が良ければホテルで朝食は取らず、パン屋さんでサンドイッチやコーヒーを買って川沿いに向かうことをおすすめします。川沿いにはベンチもたくさん置かれているので、ベンチに腰掛けながら朝食を楽しむ、これぞ一番の贅沢です。

観光地の人混みに疲れたら公園に行くこともおすすめします。地元民は晴れた日、みんな公園に行きのんびり過ごします。おすすめはストジェレツキー島(Střelecký ostrov)。カレル橋の隣にある橋(Legion's Bridge)から階段で降りることができる、とても小さな島のような場所です。広場になっていてベンチで本を読んだり、芝生に寝そべったり、地元の人たちがのんびりと過ごしています。プラハ城からも旧市街からも遠くないので、時間に余裕があるときや、少しのんびりしたいときは行ってみることをおすすめします。

"泣けるほど美しい街"プラハを、ぜひ効率的に回って堪能してくださいね。

文・写真= RIE
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