ビーガン料理を楽しめる、白とブルーの外観が印象的な「イート・ヘルシー・カウアイ」
白とブルーの外観が印象的なイート・ヘルシー・カウアイ

ハワイ カウアイ島でおすすめのビーガン料理

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2019年05月31日
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海外旅行
旅行記

世界的にもトレンドのビーガン料理

トラベル&ライフ6-7月号のハワイ特集で訪ねたカウアイ島。本誌ではダイナミックな自然を中心に掲載したが、ここではカウアイ島でぜひ訪ねたいおすすめの店を紹介しよう。

まずは、ビーガン料理を楽しめる「イート・ヘルシー・カウアイ」。ビーガンとは肉や魚などに加え、卵や乳製品なども摂らない完全菜食主義者をいい、海外では美容や健康のためにライフスタイルに取り入れている人が多く、日本でもここ数年注目を集めている。

玄米が原料のパンケーキ

トーフスクランブル、パンケーキ、ひよこ豆のカレーラップ、アボカドトースト 写真の手前左から時計回りにトーフスクランブル、パンケーキ、ひよこ豆のカレーラップ、アボカドトースト

お店があるのは、リフエにあるカウアイビーチ&リゾートから車で15分ほど北上したカパアという町。本誌で紹介した観光スポット・シダの洞窟へ向かう遊覧船の発着場所のマリーナとは車で3分ほどと近い。

数あるメニューからオーダーしたのは、パンケーキとアボカドトースト、ひよこ豆のカレーラップ、そしてトーフスクランブル。パンケーキは、玄米を挽いた粉を使って焼いたもので、その上にバナナのスライスと細かく刻んだマカダミアナッツをトッピングしている。シロップはオーガニックのメイプルとココナッツミルクを合わせたものだ。

パンケーキをひと口食べてみると、生地はしっとりして、もっちり。ほのかにココナッツの香りがするシロップは程よい甘さで、口当たりが軽い。文字通り豆腐を使ったトーフスクランブルは、見た目も味わいもまるで卵のよう。

オーナーはファッションデザイナーから転身

オーナーのPJ・ナガヤさんは、愛知県名古屋市の出身。ニューヨークで28年間、洋服のデザインを手掛けていたが、2017年にカウアイ島に移り住み、店を開いた。完全菜食主義者で、その理由を尋ねると「動物が好きだから」というシンプルな答え。「牛や豚など動物を見ると自分が飼っている犬を思い出して、かわいそうな気持ちになるんです。ペットも食用として飼育される動物も、命は同じなのではないかという気持ちが大きくなったのがきっかけです」と話す。「ビーガンということを特別に主張するということではなくて、おいしい料理を食べたら、それがビーガン料理だったというスタンスが理想です」とも。

カウアイ島生まれのトリートメントで心身ともにリラックス

「ショップス・アット・ククイウラ」にある「マリエ・オーガニクス」店内の様子
マリエ・オーガニクスの店内は洗練された雰囲気

フェイシャルやボディケア、ルームフレグランスなど
ナチュラルな香りが人気の秘密

もうひとつのおすすめが、ポイプビーチから車で約5分のところにある商業施設「ショップス・アット・ククイウラ」にある「マリエ・オーガニクス」。

「マリエ・オーガニクス」は、カウアイ島生まれのラグジュアリー・スパブランドで、ハワイの高級スパやホテルなどでは同社の石鹸やシャンプー、リンスなどのバスアメニティーを使用しているところも多く、日本でも人気がある。

原料にこだわり、カウアイ島の契約有機栽培農家、または自社の有機栽培農園で生産された植物を独自の製法で蒸留、抽出した植物エキスを使用しているので、ナチュラルな香りが特徴だ。香りの種類はプルメリア、ピカケ、コケエなどがあり、アイテムはフェイシャルやボディケア、ルームフレグランスなど多彩。カウアイの自然の恵みから生まれた商品はおみやげに最適だ。

文=木村理恵子 写真=高島史於
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