スペイン バルセロナが一望できるおすすめの穴場スポット

バルセロナを肌で感じられる穴場の展望スポット

今回ご紹介するのは、バルセロナを一望できる2つのスポットです。
世界屈指のサッカーチームFCバルセロナの本拠地カンプ・ノウや、天才建築家アントニオ・ガウディの作品が点在し、芸術あふれる地中海の街。どこを切り取っても絵になる海と丘に囲まれたバルセロナの街並みがひと目でわかる、そんな穴場的スポットを紹介します。

バルセロ・ラバル

まず一つ目は、バルセロナの中心ラバル地区に位置する"バルセロ・ラバル"ホテルの屋上テラス（プール付き）です。バルセロナ近代美術館から徒歩5分、ランブラス通りや有名なボケリア市場、地下鉄リセウ駅およびパラ・レル駅からもわずか500～600ｍです。

１階ロビーはお洒落で個性的なスタイル。天井の装飾やインテリアの色使い、動物のモニュメントなど、どこを写真に撮っても映える空間です。

そんな印象的なロビーを通り抜け、エレベーターで屋上まで無料で上がれます。そこからの眺めは爽快です。周囲の景色を遮るものはなく、360度見渡せます。歩いて1周できますし、注文すればドリンクを楽しむこともできます。
バルセロナの街並み、地中海、サグラダファミリア、モンジュイックの丘、ティビダボの丘など全てを見渡すことができます。地上の喧騒から離れ、ここでゆっくり時間を過ごすと旅の疲れも吹き飛ぶかもしれません。

また、このホテルの目の前には有名なコロンビア人アーティスト、フェルナンド・ボテロの猫の彫刻作品があります。 丸々と太った猫の像は思っている以上に大きく迫力があります。

地元の人が訪れる市内の展望台

二つ目のスポットは、Bunkers del Carmel（ブンケルス・デル・カルメル）という展望台です。
最寄りのバス停から5～10分、地下鉄の駅からは20分程度の距離です。展望台の頂上までは坂道を上がって行きますが、登りきった時に待っている景色は最高です。

標高約260ｍの高台から360度、バルセロナの壮大なパノラマが眼下に広がります。地中海をバックにきれいに都市計画された町割りを見ることができます。この丘にはスペイン内戦時に対空砲の砲台が設置された歴史があります。その後はバラックが立ち並ぶ場所でしたが、1992年のバルセロナオリンピックを機に整備され、現在のような魅力的な展望台となりました。

今や地元の若者などに人気の憩いの場です。食べ物、飲み物持参でピクニックをしている人もいます。夕日や夜景も絶景なので、それを目当てにやって来る人も。
展望台周辺は民家ばかりで店やレストランなどはないので、ゆっくりしたい人はあらかじめ食べ物やドリンクを準備しておくことをお勧めします。また、高台で地上より風があるので、羽織ものを一枚持っていかれると良いでしょう。歩きやすい靴で行くこともお忘れなく。

人生を楽しむことが上手なスペイン人。食事やお酒をゆっくり楽しみながら、家族や友人達と過ごす時間を大切にするスペイン文化。そんなスペインを訪れた際には、時間を忘れて街の雰囲気を肌で感じ、景色を眺めるという贅沢な時間を過ごされてはいかがでしょうか？