生花を編み込んで作るレイ

日常生活にとけ込んでいるハワイ"レイ"の文化

海外現地ライター便り
2019年03月15日
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海外旅行
旅行記

ロコの生活の中にとけ込んでいるレイの文化

ハワイと言って連想されるものに必ず挙がるのが「レイ」です。
生花を編み込んで作るレイは花の香りが楽しめ、気持ちが上がって「アロハ」な気分になれるアイテム。ハワイを訪れて空港やホテル、あるいはツアーで訪れた先で「アロハ~」と首にレイをかけられた経験のある人もいるでしょう。旅行者のみなさんはそれ以外でレイをかけてもらう機会に遭遇することはあまりないので、「レイ」=「歓迎のしるしに人にもらうもの」と思ってはいませんか?
実はロコたちは日常生活の中でもレイを愛用しています。レイの知られざる楽しみ方を次回のハワイで試してみませんか。

いろんな種類のリボンレイを売るお店の店内

ハワイの金曜日は「アロハ・フライデー」。ダウンタウンなどの官庁街にお勤めの女性たちは、金曜日はムームーで出勤し、アクセサリーとしてレイを着ける人もいます。生花のレイはちょっと肩が凝るのでリボンレイを着けるという人も多く、デザインの綺麗なリボンレイを売る店もあります。

ロコが日常使いするハンドメイドのレイ

イベントや病院の検査や入院の際などに腕に巻かれるリストバンドの端を集めて作ったレイ

ロコたちは多くの場合、日常的に使えるように自分で作ったお手製のレイを持っています。中にはこんなお手製レイも。イベントや病院の検査や入院の際などに腕に巻かれるリストバンドの端っこを集めて作ったレイです。これならムームーではない普通のドレスにも似合うしとてもエコ。

ピンク色の実がなっているようなレイ

誕生日やおめでたいことがあったときも友人たちはレイを贈り合ったり、デートのときにレイを渡し、彼女のご機嫌を上げてからディナーに出かけたりします。レイを選ぶならチャイナタウンがおすすめ。お花の種類もデザインの種類も豊富にそろっています。

「Lin'sレイショップ」の看板

中でもお客さんが絶えないのが「Lin'sレイショップ」。ほかのお店では出会えないような素材とデザインのものが多いのが人気の秘密です。そんなにデザインにこだわらないのならロングスや普通のマーケットにも生花のレイがあるので、ちょっと気分を上げたい時はワイキキでも生花のレイは買うことができます。

「Lin'sレイショップ」のレイ

もう一つ興味深いレイの使い方をご紹介。ハワイはスピリチュアルなパワースポットが多い場所でもあります。ロコたちは、ある一定の場所にいくときはお浄め用にレイを持参してお供えする慣習があります。

岩に供えられたレイ

岩にふれると祟りがあると信じられているところでは、こんな風にレイがお供えされているのを目にすることがあるかもしれませんね。

文・写真= Wiliwiliみねこ
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