美食の街として知られる台湾南部の街「台南」にある伝統市場「東菜市」

美食の街「台南」の菜市場でおすすめのローカルグルメ3選

海外現地ライター便り
2019年01月15日
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海外旅行
旅行記

おいしいものの香りただよう台湾に来たからには、市場で朝ごはんを食べるのがおすすめ。台湾各地にある「菜市場(ツァイスーツァン)」と呼ばれる朝市は、地元民が集う台所のような場所。ホテルの朝食もいいけれど、ローカルグルメが楽しめる伝統市場で、台湾スタイルの朝ごはんを楽しんでみませんか?

台南の歴史ある市場「東菜市」のおすすめローカルグルメ

市場「東菜市」の入り口(看板)

美食の街として知られる台湾南部の街「台南」にある「東菜市」は、100年以上もの歴史を持つ伝統市場。廟の近くに屋台が出始め、やがて市場になる...という流れは、台湾各地でよく見られることですが、この「東菜市」もいくつかの廟が点在するエリアにあります。
早朝から威勢のいい掛け声が飛び交う、年季の入った市場「東菜市」で、ぜひ食べてほしいローカルグルメ3軒をご紹介します。迷路のようにな市場ですが、それほど大きくはないので、ぜひ歩き回って探してみてくださいね。

グリーン春巻きをご賞味あれ!「阿真春捲」

「阿真春捲」店頭の様子

台湾の春捲は、ピーナツパウダーと砂糖が入っていて甘いのが特徴。毎年、清明節にこの春捲を食べる風習がありますが、市場に来ればいつでも気軽に食べることができます。

食べ歩きにおすすめのメニュー「翠綠春巻」

細い通路にお店を構える「阿真春捲」には、一般的な白い皮の春捲のほかに、ほうれん草を生地に練り込んだ緑色の「翠綠春巻」があり、これを求めてわざわざやってくる人も少なくありません。薄い生地に、キャベツやニンジンなどのたっぷり野菜と、豚肉、豆腐、タマゴなどの具材が包まれていて、かなり食べごたえがあります。その場で包んでくれるので、砂糖とピーナツを抜いてもらうこともできます。
いつでもどこでもかぶりつける春巻きは、食べ歩きにおすすめのメニューです。

阿真春捲
住所:台南市中西區青年路164巷26號
時間:8:30~12:30
メニュー一例:伝統春捲40元、翠綠春捲45元

「鮮牡丹」で身体にしみわたる海の幸ごはん

「鮮牡丹」(せんぼたん)店頭の様子

新鮮な海の幸が手に入る台南へ来たからには、ぜひとも海鮮ごはんを味わっておきたいもの。「東菜市」の端に位置する「鮮牡丹」は、若いオーナーさんが切り盛りしている、比較的新しいお店です。まるで、日本の屋台を思わせる、この外観を探してみてください。

「鮮牡丹」イチオシメニュー「什錦海鮮粥(五目海鮮粥)」

お店のいちおしは、エビ、イカ、カキなど、新鮮な海の幸がごろごろと入った「什錦海鮮粥(五目海鮮粥)」。お粥は、うどんに変えてもらうこともできます。透きとおったダシスープには、野菜やフルーツの甘みもしみ込んでいて、いちど食べたらやみつきになりそうなおいしさです。ぜひいちど、味わってみてくださいね。

鮮牡丹
住所:台南市中西區青年路164巷45弄1號
電話:(0900)285-719
時間:10:00~14:00、不定休
メニュー一例:什錦海鮮粥110元、虱目魚柳粥80元、傳統魯肉飯40元

グルメ番組でも紹介された「金鳳老牌?店」

グルメ番組でも紹介される有名店「金鳳老牌?店」

ご長寿市場「東菜市」の中で、最も長い歴史をもつお店のひとつでもある「金鳳老牌?店」は、現在3代目ご主人が伝統の味を引き継ぐ麺の老舗。市場の片隅にたたずむお店ながら、グルメ番組でも紹介されるほどの有名店です。

「金鳳老牌?店」のメニュー「乾意?(汁なしまぜ麺)」

こちらは、「乾意?(汁なしまぜ麺)」。大と小があり、小さいサイズでも結構ボリュームがあり、とってもリーズナブルです。もちもちとした自家製麺に、肉そぼろのソースがよく絡みます。南部ならではの少し甘めの味付けにも、食がすすみます。

金鳳老牌?店
住所:台南市中西區青年路172巷2號
時間:6:30~13:30、月曜休
メニュー:乾意?小40元、大50元、涼?小35元、大40元

歴史を感じる市場の、食べ歩きはいかがでしょうか?台南駅からは歩いて10分ほどでアクセスできますので、ぜひお腹を空かせて訪れてみてくださいね。

文・写真=岩田優子
※掲載の情報は2018年12月現在の情報です。内容は変更となる場合があります。
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