セイロにのった「トンセウ(エビまるごと)マンドゥ」

ソウル 3年連続ミシュラン掲載の絶品餃子「口福マンドゥ」

海外現地ライター便り
2018年12月28日
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海外旅行
旅行記

ミシュラン掲載店「口福(クボッ)マンドゥ」店内

ソウル駅のとなり、地下鉄4号線「淑大入口駅」。特に有名な観光スポットがあるわけではないこの場所に、『ミシュラン掲載店』があります。その名も『口福(クボッ)マンドゥ』。マンドゥとは餃子のことです。

実はこの地域、筆者の住んでいる場所にほど近く、このお店ができてすぐの頃に一度食べましたが、当時は韓国式のマンドゥでした。いつの頃からか行列ができはじめ、1店舗だったお店は2店舗に増えました。

「口福(クボッ)マンドゥ」外観

行列ができるようになったのは、中国人のオーナーが子供の頃から食べていた本格的中華マンドゥになってからのようで、いつも横目で眺めているだけでしたが、やっと食べられることに。平日の13時半頃に行きましたが、まだ10名ほど並んでいました。待ち時間は15分ほど。混んでいるので、席は案内されたところに座り、座った順に注文をとってくれます。

メニューはシンプルに4つ。
口福伝統マンドゥ5,000ウォン、キムチマンドゥ5,000ウォン、トンセウ(エビまるごと)マンドゥ7,000ウォン、小籠包(シャウロンパオ=韓国発音)7,000ウォン。

うわさでは小籠包が「いち押し人気メニュー」と聞いておりますが、さて、いかがでしょうか。

隣のお客さんが女性2人で4つのメニューをすべて注文していたので、私も食べられるか心配でしたが、友人と2人で4つ頼んでみました。

マンドゥが届く前のテーブルセット

マンドゥを待っている間に、生姜の千切りの入った小皿が出されるので、それにテーブルサイドのソース、ネギ、コチュカル(唐辛子)をお好みで入れます。私は辛口派なので、コチュカル(唐辛子)たっぷりです!

焼餃子のような形のキムチマンドゥ

まずはキムチマンドゥ。焼餃子のような形でパリッとしたハネが美味。キムチの味はあまり感じられないようです。またニンニクもあまり使ってないようですね。韓国式のマンドゥは具にタンメンを入れているのが一般的で野菜や肉が少ない印象ですが、こちらはしっかり具だくさん。これが人気の秘密のようです。

口福伝統マンドゥ別名「水揚げ餃子」

口福伝統マンドゥは、蒸し餃子のような形で、もっちりとした食感です。具はキムチとあまり変わらない気がします。 ミシュランガイドHPによれば、熱い油で餃子を焼いた後に水を入れ、水分がすべて蒸発するまで焼くという、別名「水揚げ餃子」とも呼ばれる調理法だそうです。

 

エビまるごとマンドゥ

さて次は、トンセウ(エビまるごと)マンドゥが、セイロでやってきました!

これは見た目も美味しそう。食欲がさらにググっと盛り上がります。エビはプリッとしていて、おいしい~!具はエビの味と触感を損ねないように配慮されているのがわかります。ユバのようなものも入っていました。複雑な味です。

これ、お持ち帰りしたいです。

いち押し人気メニューの小籠包

そして「いち押し人気メニュー」小籠包!

セイロの中に、さらに小さな器に入って出てきます。これは肉汁を楽しめと言わんばかりですね。熱いのでガブッといかないように気をつけましょう。私はガブッとやって服に汁を飛ばしてしまいました...。皆さんお気をつけください。
中身は、肉たっぷりです。これは韓国ではなかなか見かけないです。人気があるのも頷けます。

これもお持ち帰り決定!

友人と私、女性2人で4皿注文しましたが、満腹にはなりますが食べられない量ではありませんでした。1皿では物足りないようなので、2人で3皿くらいが丁度いい量かもしれませんね。もし食べられなければテイクアウト可能ですので、気軽に頼んでみましょう。

こちらのお店は混んでいるのもあり、ビールや飲み物類がありません。なので、マンドゥをつまみで一杯やりたい方はテイクアウトをするとよいかもしれません。テイクアウトは並ばなくても大丈夫なので、行列に並ばずお店に入って大丈夫です。

お昼時、夕食時は行列ができますので、混雑時を避けていくのがよいでしょう。昼休みがないので、14~17時くらいがおすすめです。夜は材料がなくなり次第終了なので、早めに行きましょう。

ソウル特別市 龍山区 トゥトッパウィ路10
営業時間:11:00~21:00
第2・4月曜、旧正月・旧盆(秋夕チュソク)の当日休み

※掲載の情報は2018年11月現在の情報です。内容は変更となる場合があります。
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