ランチビュッフェの料理の品々

韓国 ソウル 南大門市場のおすすめランチの穴場「ポッポチキン」

海外現地ライター便り
2018年11月15日
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海外旅行
観光

南大門市場というと、今となっては観光地という認識ですが、本来はソウル最大級の在来市場で、韓国人の庶民的な台所です。
日本人観光客の行くメイン通りには、お土産屋さんや衣類、カバンなど観光客用の商品が並んでいますが、ビルの中や地下街は卸売り店が多く、そこは地元韓国人のお客さんでいっぱいです。日本人のバイヤーや、観光客もリピーターになれば、こちらも果敢に挑戦しているようです。

南大門市場にある「ポッポチキン」

さて、そのように観光客から地元韓国人までごった返す南大門市場では、仕事として従事している方も数多いわけですが、その方たちの胃袋を満たし、さらに財布に優しいお店がこちらの『ポッポチキン』です。

ランチビュッフェ食べ放題で6000ウォン!

韓国でチキンのお店といえば、フライドチキンにビールが定番ですが、やはり地元仕事人の食事処が少ないことに目をつけたオーナーが数年前からランチビュッフェを始めたというわけです。
11:00~14:00まで、食べ放題で6000ウォンとは、なんとも嬉しい価格帯です。

韓国人には、お弁当文化がないので、もっぱら外食になりますが、やはり毎日になると負担が大きい...。 なので最近、あちらこちらでビュッフェ形式が増えているようです。
南大門市場だけでなく、主要な地域にはこういった庶民的なビュッフェがありますので、ぜひ韓国語で「ビュッフェ」の単語は覚えておくとよいでしょう。

そしてビュッフェがありがたいのは、値段や量だけでなく、言葉がわからなくても良いということ!
前払いで席に座りさえすれば、あとは料理を目で見て選べるので、写真や片言の韓国語で注文する必要がないですからね。

ランチビュッフェの料理の品々

「ポッポチキン」のおすすめは何と言ってもフライドチキン!

では『ポッポチキン』のランチメニューを見ていきましょう!
白いご飯もありますが、ピラフもあります。キムチは外せないですね。こちらのキムチは、あまり酸っぱくないタイプでした。

ランチビュッフェには「おでんの炒めもの」などが並ぶ

そして韓国人の大好きな「おでん(魚のネリモノ系)の炒めもの」。
これは日本人でいう肉じゃがのような存在でしょうか。子供の頃よく食べた...思い出の味という韓国人が多いです。

日替わりで豆腐のチョリムなどが並ぶ

豆腐のチョリム(甘辛煮)、韓国そうめんの和え物など。この辺のメニューは、日によって違うかと思われます。

メイン料理の「ボッサム(豚ゆで肉)」

そして、メイン料理が「ボッサム(豚ゆで肉)」のようですね!
普通の食堂で「ボッサム(豚ゆで肉)」定食なら8000ウォンはするので、食べ放題で6000ウォンなんて、これだけでも単純にすごいです!しかも肉の新鮮さも厚みも、ゆで加減もなかなかな一品。
白菜に肉と「サムジャン(味噌)」をのせて巻いて食べるのが韓国流です。

汁物、他、トッポッキもありました。シメのヤクルトは、一般的に辛い料理が多いからだと思われますが、サービスで出してくれる食堂が多い、定番のメニューです。

6000ウォンのビュッフェで、しかも南大門エリアで、このメニューの質はかなりの高評価。

「ポッポチキン」が掲載された記事

『ポッポチキン』は、そもそもフライドチキンにも定評があり、壁にかかっている記事は「SPORTS TODAY」に掲載されたものです。
記事によると、もともとは先代が鶏肉の流通業をしていた経緯で、良い食材が手に入る環境にあったことから味と健康に考慮した料理を提供したいと考えたのが始まりだったそうです。

本来サムゲタンに使われる「ペクセミ」という小型の鶏は肉質が柔らかく、それを独自の味付けにより熟成させ、きれいな油と揚げる温度にもこだわり、最高のフライドチキンを仕上げました。"正直な味"を出すために日夜努力している、その姿勢こそが美味しさの秘訣だと締めくくっています。

こんなお店なので、美味しさはお墨付きですヨ!ぜひ足を運んでみてください。

ソウル特別市 中区 退渓路 68-1
営業時間:11:00~翌6:00 年中無休

 
文・写真=COZ
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