旅慣れた人にオススメ、新ジャンルホテル「エデン・ロッジ」

パリの「エデン・ロッジ」でいつもと違う滞在を

海外現地ライター便り
2018年09月14日
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海外旅行
旅行記

パリは、世界の観光客数ランキングで長年1位を守り続ける街。1年中、外国人が多く訪れるこの街にはホテルがひしめき合っています。古い街並みに合うクラシックでロココ調のホテルが定番ですが、最近では面白いコンセプトを備えた新ジャンルのホテルも注目を浴びるようになっています。
その中でも、2015年にオープンした「エデン・ロッジ(Eden Lodge)」は、緑を感じられるリラックスした空間を生み出し、いつもと違うパリの滞在を楽しみたい旅慣れた人にオススメです。

全5室の「エデン・ロッジ」は、2フロアに3つのスタンダードルーム(各30平米)と2つのスイート・ルーム(各50平米)を有しています(最低6室なければホテルと分類されないため、正確にはメゾン・ドット)。マダガスカルに2つのホテルを経営するオーナーが3年間の工事を経て、オープンさせたのです。
通りからは見えませんが、エントランスから奥に入ると、緑あふれる庭が姿を現し、パリにいることを忘れてしまうような空間。屋根にはソーラーパネルを備え、電気はすべてLEDと、最先端の省エネハウスを意識して建築されているそう。自然との調和やエコへの関心が高いフランスのメンタリティを表現することもコンセプトの一つ。

ヴィンテージ家具やモダン家具などオーナーこだわりのインテリアを設置

ヴィンテージ家具とモダン家具の絶妙バランスとセンス!

室内はオーナーのコレクションの一部であるヴィンテージ家具とモダンなデザイン家具とがバランスよくミックスされ、ガラスから透けて見える緑との融合も計算尽くされ設計されています。部屋ごとに壁紙、ランプ、オブジェは全て異なり、細部までオーナーのインテリアへのこだわりが感じられます。

トイレは海外で人気の高い日本式を採用

全室トイレとバスルームは別に設けられ、海外で人気の高い日本式のトイレが採用されています。
1階にある食堂で、冷蔵庫と電子レンジが自由に使用できるため、パリ滞在中レストランの食事に疲れたら、手軽に済ませることも可能。室料に込みの朝食はパン、卵、果物と全てオーガーニック製品、さらに屋根で養蜂している自家製の蜂蜜も提供しています。

2階の部屋のテラス席からは緑の庭が一望できる

パブリックスペースや2階の部屋のテラス席からは緑の庭が一望でき、静かで穏やかな時間が流れます。癒しを求め、パリジャンたちも滞在することがあるのだとか。

パリジャンにも人気の高いパリ11区を彩る隠れ家ロッジ

パリ11区を彩る隠れ家ロッジ

「エデン・ロッジ」が位置するパリ11区は、新進シェフのレストランやクリエイターのオフィスなどが集まり、独自の進化を続けるエリア。周辺を散策してローカルに愛されるブティックやブーランジェリーを見つけるのも楽しみの一つになりそう。
地下鉄を利用すれば、賑わいを見せるレピュブリック広場へは約10分、中心地のオペラ座まで約20分と、パリを楽しむのに決して不便なロケーションではありません。
時期によってはプロモーションを提供していたり、5泊以上の滞在は15%オフといったサービスもあるため、予約はホテルのサイトから行うのがオススメです。
パリジャンにも人気の高い隠れ家ロッジで、パリの新たな魅力に触れてみてはいかが?

Eden Lodge(edenlodgeparis)

文=ELIE INOUE
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