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2024年11月5日

  • スペイン
  • サラゴサ
  • バルセロナ
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広田 志濃

世界遺産の宝庫 スペイン

旅行期間:2024年10月24日~2024年10月31日

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サラゴサ ラ・セオ
Index

数々の世界遺産を巡って来ました

サラゴサにて

今回は、マドリッド~バスク地方~バルセロナと回るツアーでしたが、ツアー後半、サラゴサとバルセロナで巡った世界遺産についてお届けします。
スペインの世界遺産登録物件数は50件、世界第5位を誇ります。

サラゴサはアラゴン州の州都、キリスト教世界において初めて聖母マリアに捧げられた聖堂とされているヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール大聖堂で有名ですが、実は、世界遺産がある都市でもあります。

世界遺産「アラゴンのムデハル様式建築」(1986年登録)の登録資産10件の内3件が、こちらサラゴサにございます。サラゴサのラ・セオ、サン・パブロ聖堂、アルファフェリア宮殿の3件は2001年に範囲拡大・改名で追加登録されました。

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ラ・セオ ムデハル様式タイル

サン・サルバドール大聖堂(ラ・セオ)
イスラム教支配時代のメスキータ跡地に建てられ、12世紀にロマネスク様式で建設が始まり、ネオ・クラシック様式までの各時代の様式とムデハル建築の調和が見事です。
ムデハル様式とは、彩色タイルやレンガを使用した幾何学模様の装飾の壁画が最大の特徴で、馬蹄形の尖塔アーチや木製の格子天井といったイスラム建築の要素に、ヨーロッパ的な要素が混ざり合った様式のことです。
レコンキスタの歴史があるスペインならではのムデハル様式、タイルの見事さと保存状態の良さに感動しました!

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サン・パブロ聖堂
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サンパブロ鐘楼

フリータイム中にいらしていただけます。8角形の鐘楼が見事です。

バルセロナにて

バルセロナといえばガウディの街、とのイメージをお持ちの方も多いかと思います。
建築家アントニオ・ガウディが設計した建築物群が「アントニオ・ガウディの作品群」として世界遺産登録されています。
カサ・ミラ、グエル公園、グエル邸の3件が1984年に、サグラダ・ファミリア贖罪聖堂の一部、カサ・ヴィセンス、カサ・バトリョ、コロニア・グエル聖堂の地下聖堂の4件が2005年に追加登録されました。

サグラダ・ファミリアは「誕生のファサード」と「地下聖堂」のみ登録されています。
見学時、一番感動したのがこの光景です。

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サグラダ・ファミリア内の光

ご覧ください、このカラフルな光!全てステンドグラスを通ってきた光です。
堂内に反射して独特な雰囲気に。他のヨーロッパの大聖堂では見ることの出来ない色彩と感じました。

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堂内の階段

建設作業に関わる方は、
この階段を上り下りしてお仕事しています。

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サグラダ・ファミリア主祭壇
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サグラダ・ファミリア イエスの塔

2026年の完成を目指して
一番背の高いイエスの塔が現在建設中です

ツアーでは、グエル公園(入場)、カサ・ミラ(車窓)、カサ・バトリョ(車窓)も訪れます。

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カサ・ミラ
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カサ・ミラ

フリータイム中の入場がお勧め!ガウディ各建築物についての案内もあり興味深いです。

ガウディ以外の世界遺産も

バルセロナでは半日フリータイムのあるツアーが多いです。
そこで、ガウディ以外の世界遺産も是非ご覧になってください。
ガウディと同時代に活躍した建築家ルイス・ドメネク・イ・モンタネルが設計した建物群「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」(1997年登録・2008年範囲拡大)がございます。
カタルーニャ音楽堂はカタルーニャ広場より徒歩圏内、サン・パウ病院はカタルーニャ広場より地下鉄で30分以内で移動出来ます。
どちらも20世紀のモデルニスモ建築の傑作ですので、建築に興味のある方は必見です。

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サン・パウ病院正面
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サン・パウ病院よりサグラダ・ファミリア

サン・パウ病院管理棟よりサグラダ・ファミリアを望む

サン・パウ病院はいくつかの棟の集合体ですが、各建物が地下通路で結ばれていて、患者の負担が軽くなるような設計でもあり、外観だけでなく内部も是非ご覧いただきたい施設です。

ガウディのインスピレーションのもと

サグラダ・ファミリアのすぐ近くにはバスを停められませんので、指定バス下車所から聖堂まで、10分強歩きます。途中で、ニセアカシアの木を見つけました。
実がくるくるまわりながら落下する様子を見てガウディがインスピレーションを受け、くるくるねじれた柱の設計を思いついたということです。身近な自然が設計のヒントなんですね!

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ニセアカシアの木

たまには下も見て下さい~バルセロナ・フラワー

サグラダ・ファミリアへの道中で、もう一つ素敵な物を見つけました。
聖堂に近いこともあり皆様遠くを、上をご覧になりますが、お足元、すぐ近くにもバルセロナらしいこんなものが、、、。
「バルセロナ・フラワー」です。実はこちら、ジョゼップ プッチ イ カダファルシュという方がデザインした歩道のタイルです。バルセロナ市のシンボルとして、アクセサリーやバッグのデザインにも使用されています。

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バルセロナ・フラワー

足元にも注目です

20世紀初頭、泥が多かった都市の問題を解決するため、歩道をタイルで舗装することが決まりました。デザインがいくつか選ばれ、そのうちの一つです。
こんなかわいらしいデザインの歩道を歩くと、気分が高まりますね。
カサ・ミラなどがあるグラシア通りには、ガウディが海の要素を取り入れデザインした六角形のタイルも使用されています。
皆様、是非現地でガウディのタイルも見つけて下さいね。

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この記事を書いた添乗員

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  • 添乗日数:2200日以上
  • 得意エリア:ヨーロッパ

広田 志濃

●世界遺産好き
●RITMOS好き
●スイーツ好き
●ドラマ好き

  • ※画像はすべてイメージです。
  • ※上記の情報は、随時更新を行っておりますが、予告無しに変更され、実際とは異なる場合もございますので、あくまでもご旅行・ご宿泊の参考としてご覧下さい。情報の相違に起因するお客様の損害(損失)につきましては、責任を負いかねますので予めご了承願います。

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