現地レポート
見て!知って!
気になる旅の情報が満載です。
2024年10月29日
- スペイン
- パラドール
- カルモナ
森川 由香里
スペイン国営宿泊施設が凄い!!
旅行期間:2024年10月18日~2024年10月25日
パラドールに泊まる「オーレエスパーニャ」
人気の宿泊施設カルモナパラドール
今回は「カルモナ」のパラドールに宿泊するツアーへ行ってきました。
パラドール(Parador)とは、古城や貴族・領主の館、あるいは由緒ある修道院を一流ホテルとして整備したスペイン国営のホテルチェーンです。
芸術品の溢れる豪奢な古城や歴史ある重厚な修道院で、中世の優雅な王侯貴族気分に浸れます
唯一無二の歴史を感じる場所です。
パラドールが誕生したのは1928年、ベガ・インクラン伯爵が現国王の曽祖父にあたるアルフォンソ13世に提唱し、自らが所有するグレドス山脈にある狩猟のための山荘を宿泊施設として改装したのが始まりで、これが記念すべきパラドール1号になりました。
そののち、貴族制度の崩壊と共に荒れ果てていた歴史的価値のある古城や宮殿、修道院といった文化財の数々を国家で買い受け、あるいは借り受け、丹念な修復を施すことにより、特色のあるホテルとして蘇らせることに見事、成功いたしました。 現在ではこのパラドール、スペイン全土に93か所まで拡大し、スペイン国内のみならず、世界中の旅行中から愛される魅力あるホテルチェーンになりました。 予約困難な人気の宿泊施設は間違いなしです。
パラドールグッズもスペインらしく人気のアイテムです。
とてもアンダルシアらしいカルモナ
元々はローマ時代から丘周辺に街が築かれた非常に古い歴史を持つカルモナのパラドールは7世紀にムーア人(イスラム教徒)の王様が築いたイスラム宮殿の跡地に、14世紀、カスティーリャ王王国のペドロ1世王がムデハル様式の城を建設しました。
ところどころにイスラム文化を感じます。
グラナダの世界遺産・アルハンブラ宮殿を模倣したセビリアのアルカサル同様、ここも王様がお気に入りの場所だったようです。1492年のレコンキスタ終了後、カスティーリャ両王の時代にも外部に砦が追加されたりしたようですが、1504年と1755年の2度の地震により壊滅的な被害を受け荒廃しました。
1976年、敷地の東側にヒスパニック・ムスリム様式にて新しい建物を建築し、パラドールホテルとして開業しました。
丘の上からの眺望は当時と大きく変わらないであろう…と思えるほどのアンダルシア地方の素晴らしい絶景が広がっています。
また、朝食時にレストランの窓から見たご来光が見事です。
ひまわりの季節になると標高70mの丘から眺めるその様は黄色・緑のパッチワーク模様でとちらも見事です。
是非、季節を変えて訪れて観てください!!
添乗員おすすめツアー
この記事を書いた添乗員
- 添乗日数:約3500日
- 得意エリア:スペイン・英国
森川 由香里
趣味:ゴルフ・カラオケ(昭和歌謡)・BAR巡り
好きな海外の食べ物:パエリア・片口イワシのマリネ・チャコリ
百聞は一見にしかず、先ずは何でも見て聞いて、楽しんで!! 人生は1度切り、楽しい時間をご一緒に過ごしましょう。
- ※画像はすべてイメージです。
- ※上記の情報は、随時更新を行っておりますが、予告無しに変更され、実際とは異なる場合もございますので、あくまでもご旅行・ご宿泊の参考としてご覧下さい。情報の相違に起因するお客様の損害(損失)につきましては、責任を負いかねますので予めご了承願います。
東京(成田・羽田)発スペイン旅行の一覧はこちら!