刺激を求めて。
#ART TRIP
感度を高める美術館やギャラリーを厳選。
“アートを巡る旅”。
MY TOKYO, MY YOKOHAMA MAP
感度を高める美術館やギャラリーを厳選。
“アートを巡る旅”。
お洒落でサスティナブルな名品に出合う。
“ヴィンテージを探す旅”。
一日の始まりを充実させよう。
“旅先のいい朝の過ごし方”。
(ONE DAY) MY TOKYO, MY YOKOHAMA
(ONE DAY) MY TOKYO, MY YOKOHAMA
MODEL COURSE
#1
( 楽しく遊び尽くす理想のコースを
BEAMSスタッフが提案します! )
アートと
ショッピングを
楽しむ一日。
で美味しい朝食!
でアートを嗜む。
キム・スンギ 《森林詩》 2021年
展示風景:「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力
―世界の女性アーティスト16人」
森美術館(東京)2021年
撮影:古川裕也 / 画像提供:森美術館
表参道でランチ&ショッピング。
でヴィンテージに出合う。
でコーヒーブレイク。
でアートとお買い物!
ONE POINT!
早起きは三文の徳、なんて昔の人は良いことを言ったもので、旅先ではやっぱり早い時間から動くのが吉。普段の生活にはない見知らぬ土地を散歩して、美味しい朝食を食べることから始めるのがおすすめです。
都内にはたくさんの魅力的なお店があるので、あらかじめ予定を立てつつも、思いのままに動いてみれば、きっと新しい出会いが待っているはず。絶対に行きたい場所のチェックだけは忘れずに!
(ONE DAY) MY TOKYO, MY YOKOHAMA
(ONE DAY) MY TOKYO, MY YOKOHAMA
MODEL COURSE
#2
( 楽しく遊び尽くす理想のコースを
BEAMSスタッフが提案します! )
港町の魅力を
存分に
味わう一日。
で朝風呂。
でアートを楽しむ。
中華街で美味しい中華を食べ歩き。
海沿いを散歩。
でお買い物。
横浜赤レンガ倉庫をぶらり。
ONE POINT!
おすすめしたいのが『天然温泉 満天の湯』で楽しむ朝風呂。身も心もすっきりとスタートさせれば、気持ちいい一日になること間違いなし!
横浜は港町らしく様々な異文化を楽しめる街なので、せっかくなら全部を余すことなく楽しみたい。中華街はもちろん、洋食の名店も点在しているし、しっかりチェックしておきましょう。海沿いの気持ちいいお散歩コースも多いので、そちらもぜひ!
天王洲を芸術文化の発信地にすることを目的にオープンした日本最大級となるギャラリーコンプレックス。第一線で活躍する芸術家に焦点を当てて若いアーティストの育成にも尽力する『MAKI Gallery』をはじめ、日本を代表するアートギャラリーが多数集積。制作場所を必要とする作家のアーティストスタジオも併設する。「『TERRADA ART COMPLEX I』が2016年に完成して、その隣に『TERRADA ART COMPLEX Ⅱ』が2020年に完成しました。2棟の間にある中庭が見渡せるカフェはアートファンの憩いの場に。1日の予定を空っぽにして、閉館するまでアートに触れ合って過ごします」。
歴史的な建造物と文化・芸術を掛け合わせ、創造都市として街を再生するプロジェクトチームが運営。『BankART Station』は新高島駅の使われていなかった倉庫スペースをショップ・パブに加えて制作場所のスタジオや展示会場に。蚕倉庫を改装した北仲ブリック&ホワイト内の『BankART KAIKO』は、現代美術を中心としたエキシビションを開催。「食・衣・写真と多彩なアートを発信し、2つの拠点が横浜の発展に貢献してきました。若いアーティストが集まって化学反応を起こし、それを目的に全国から人が集まります。街とアートが交錯する日本でも珍しいスペースではないでしょうか」。
世界的にも数少ない写真と映像を専門とする美術館。写真・映像の黎明期を伝える貴重な資料から、木村伊兵衛・植田正治・荒木経惟・森山大道といった日本を代表する写真家の作品まで36,000点以上を収蔵。3つの展示スペースにて、コレクションからテーマに沿った作品を紹介する企画展や新鋭作家の個展を開催。「テーマはその時々で異なるものの、例えば“光”や“前衛写真”にフォーカスするなど斬新な切り口ばかり。独自の企画と至高の写真作品が交じり合った展示は、いつも自分を無の境地に誘ってくれます。日々あらゆるプロジェクトに追われる中で、頭の中をフラットにしたいときに訪れます」。
東京の新しい文化都市として世界中から人が集まる『六本木ヒルズ』のシンボルとして2003年にオープン。開館以来、デザイン・ファッション・建築・写真・映像と、現代アートを多角度から切り取り、テーマ性を持った独自の展覧会を開催。最上層の摩天楼から都会の街並みが一望できる非日常的なロケーションも相まって、展示されている一つひとつの作品が刺激を与えてくれる。「西洋美術からストリートカルチャーまで、現代アートを広く捉えた企画は日本でもここだけ。会期中は無休なうえに、火曜を除けば22時まで開館しているのも魅力。仕事帰りにフラッと立ち寄ることができます」。
“日本”をキーワードに食・銘品・ファッションといった国内のプロダクトをキュレーション。中でも4階に鎮座する『TOKYO CULTUART by BEAMS』では、ストリートの熱気やサブカルの混沌としたエッセンスがブレンドされたプロダクトを展示販売。気軽に購入できるTシャツやステッカーから、作家の個性が宿った一点モノのアートピースまで、現在進行形のポップカルチャーが垣間見えるラインナップに。5階の『B GALLERY』は“文化発信空間”として作り手のジャンルを超えた作品を発表。「“BEAMSがやる意義”を考え、お客様に感動や創造を共有できるようなアーティストをお招きしています」。
「有名無名や年代を問わず、『気軽に手に入る家具や雑貨だけで素敵な住空間が作れる』というオーナーさんの想いが詰まったお店です」と、紹介してもらったインテリアショップは2021年にオープン。チェアで約1万円、ソファで約2万円と、並べられたリーズナブルなアイテムは国内にてバイイングされたものばかり。店主の高島大輔さんは元BEAMSのスタッフで、現在はインテリアスタイリストとして活躍。プロ目線で厳選されたグッドルッキンな家具や器が空間を彩っている。編集型のリサイクルショップはめまぐるしくアイテムが入れ替わるため、気に入ったらその場で手に入れるのが鉄則!
1950年代から1970年代にかけて製造された、USヴィンテージの家具をメインにセレクト。アメリカでは高度成長期を迎えた時期でもあり、コストを度外視して生産されたであろうテーブルやサイドボードなどが揃う。木目が荒々しい上質な天然ウッドで仕上げたアイテムは、空間に置くだけでリラックスした雰囲気を演出。メンテナンスが行き届いているので長く愛用でき、日常に欠かせない相棒になってくれる。「そんなヴィンテージと好相性のオリジナル家具も必見」とおすすめしてくれたのが照明。アメリカの雰囲気を踏襲しつつ、日本の住環境に合わせてリサイズされたライトは種類も豊富。
古いものだと産業革命後の1920年代、新しくても1960年代。フランスのインダストリアルの家具を、彫刻家の元アトリエという自然光が差し込む優雅な空間にレイアウト。スチールを使った品々は無骨でありながら、無駄なディテールを極限まで削ぎ落とした繊細な佇まい。フランスならではのシンプルな家具や照明がすぐに使えるよう、店主の森川竜也さんが一つひとつ丁寧にリペアを施している。「実際に工場や学校で使われていたので、どれも頑丈なうえに使いやすくて機能面も申し分なし。加えてアンティークの年代にも達する古いアイテムは、新品の家具には出せない風格を感じさせますね」。
看板を見逃せば通り過ぎてしまいそうな昔ながらの日本家屋。路地裏に佇むディープな雰囲気がありながら、かつては染色家の芹沢銈介、陶芸家の濱田庄司、プロダクトデザイナーの柳宗理といった、そうそうたる偉人が足繁く通った民芸店。一歩足を踏み入れると圧巻。アフリカの少数部族が実際に祭りで使っていた仮面、草木染めで仕上げたインドやインドネシアの布、鮮やかに彩られたペルーの置物、李朝時代に作られた韓国の焼き物など、手仕事の温もりが伝わる世界中の工芸品が所狭しと並んでいる。「ここに居ると時間が経つのを忘れてしまうほど、掘りに掘ってお気に入りを見つけます」。
店主の日比崇幸さんはヴィンテージロレックスのコレクター。雑誌編集者として活躍しながら、自身の趣味が高じて<ロレックス>と<チューダー>のみを扱うヴィンテージウォッチショップを2017年にオープンさせた。扱う時計は1950年代から1980年代までのアンティーク。特に<ロレックス>は“サブマリーナ”、“デイトナ”、“GMTマスター”といった、価値の高いプロフェッショナルモデルを常にストックしている。「一生モノの時計は欲しいけど、何を買って良いのか分からないという方におすすめのお店。この2ブランドに焦点を絞っているので、目移りせずに自分らしい一本に出会えます」。
首都の枢要な施設が集まるうえに高層ビルが立ち並ぶ、そんな大都会の喧騒を忘れさせてくれるように静かな雰囲気が漂うのが『日比谷公園』。日本初の近代的洋風公園として1903年に誕生して以来、今も昔も訪れる人にとってオアシス的なスポットに。園内では四季折々の花が咲き誇り、一年を通して季節の移り変わりが感じられる。「朝は人が少ないので、ゆっくりと自分のペースで散歩ができるんです。大噴水が鎮座する広場のベンチで休憩したり、イチョウが植えられた雲形池をグルっと散策したり、またバラが栽培された花壇を眺めたりと、広々とした公園内を巡るだけでも楽しいですよ」。
フロムノルウェーの人気カフェとして、連日のように極上の一杯を求めてコーヒー愛好家が集まる『フグレントウキョウ』。ミッドセンチュリーな北欧家具に囲まれたリラックス空間で、ノルディックローストと呼ばれる浅煎りのシングルオリジンを日替わりでサーブ。渋谷の外れにありながら、ノルウェーに訪れたような気分にさせてくれる。「クリアな味わいのコーヒーはゴクゴクと飲め、チェリーやラズベリーといった果実感も感じられます。焼きたてのシナモンロールやカルダモンロールだけでなく、自宅でも気軽にフグレンの味が再現できる焙煎されたばかりの豆を購入するのも忘れません!」。
江戸っ子のソウルフードであるそば。長居無用で気軽に食べられるそば処が数多く点在する東京の中でも、「そば会の美女と言えるほど、お出汁が透き通ってるんです」と推薦してくれたのがこちら。そのスープはソウダガツオを中心とした一番出汁のみをブレンドすることで、さっぱりとしながらも力強い味わい。角が立った自家製そばを引き立て、春菊天やかき揚げをトッピングすればスープを吸って出汁がまろやかに味変する。「そばをすすって、お出汁を飲んで、春菊天をいただいての繰り返し。あっという間に平らげてしまうほどの美味しさ」と、出勤前にサッと食べてパワーをチャージするそう。
「ちょっとした贅沢気分で朝食を味わうなら『アイヴィープレイス』のパンケーキがおすすめ」と、休日に訪れることの多いレストラン。代官山にありながらスローな時間が漂う一軒家スタイルで、店内だと木の温もりが感じられ、テラスだと緑あふれる開放的な雰囲気の中で食事が楽しめる。名物のパンケーキは小麦とバターの風味が食欲をそそり、自家製のホイップバターをプラス。さらにメープルシロップかハチミツがチョイスでき、ふっくらとした食感とほのかな甘みが口いっぱいに広がる。「パンケーキは3枚もあるので大満足。そのままお隣の蔦屋書店で買い物をするのが定番コースです」。
界隈でも開店時間が早く、気軽に朝風呂が楽しめるスーパー銭湯。天然温泉の“岩風呂”を筆頭に、空を眺めながらリラックスできる“うたた寝湯”、優しいミクロの泡と超音波で血行を促進してくれる“シルクの湯”、自家抽出の生薬を配合した“和漢炭酸湯”といった、15タイプの浴槽が一堂に揃う充実っぷり。「お風呂だけでなく、サウナも2種類あって楽しめるんです。しかも名物の水風呂はミントの香りがしてサッパリ。サウナと水風呂を行き来することで、心地よくととのうことができます」。風呂上がりは併設された食事処へ。新鮮なスムージーに加え、和食・洋食の朝食を味わうのがおすすめだそう。
心に刺さるような
アート作品に出会って欲しい。
「アートとひとことで言っても、その表現方法は様々。しかも東京と横浜はアートが集まる街。それだけに心に突き刺さるような、お気に入りのアーティストや作品に出会える場所です。ぼく自身はシルクスクリーンのプリントTと出会い、アートに興味を持ち始めてこの仕事に就きました。ちょっと大げさかもしれませんが、アートは人生を変えてくれるものだと思っています。みなさまもアート作品に触れてライフスタイルを豊かにしてもらえると嬉しいです」。