JTBダイナミックパッケージ
（新幹線・JR＋宿・ホテル）

北海道新幹線は、2016年3月26日に新青森駅～新函館北斗駅間が開業し、東京駅～新函館北斗駅間を「はやぶさ」が最速3時間58分で繋いでいます。1973年の整備計画決定から2005年の工事着工まで30年以上、さらに2016年の開業までがおよそ11年と、長い年月をかけ本州と北海道をより近いものにしました。また、2030年度末には、新函館北斗駅～札幌駅間の開業が予定されており、東京から新幹線1本で札幌まで行くことができるようになるため、さらに旅の楽しみが広がることでしょう。

東北新幹線は、JR東日本管内で最長距離を走る新幹線で、1982年に大宮駅～盛岡駅間で運行を開始し、2010年の八戸駅～新青森駅間開業以降は、東京駅～新青森駅間を結ぶ新幹線となりました。現在は東京駅～新青森駅間を最短2時間59分で結ぶ「はやぶさ」をはじめ、「はやて」、「やまびこ」、「なすの」が走っており、宇都宮駅～盛岡駅間では、鉄道の営業運転としては国内最速の320ｋｍ/ｈで運転されている新幹線もあります。また、2012年までは「Maxやまびこ」という2階建て新幹線が走っていました。

1997年に開業した秋田新幹線は、盛岡駅～大曲駅間は在来線の田沢湖線、大曲駅～秋田駅間は奥羽本線を直通運転し、東京駅から秋田駅までの区間を「こまち」が最速3時間37分で結んでいます。東京駅～盛岡駅間は、東北新幹線「はやぶさ」と連結しており、盛岡駅で切り離し作業が行われます。また、大曲駅では、田沢湖線～奥羽本線直通のため、スイッチバック（方向転換）が行われ、大曲駅～秋田駅間は新幹線では珍しく、走行方向が逆になります。

山形新幹線は、1992年に福島駅～山形駅間の運行を開始し、1999年に山形駅～新庄駅間が開業しました。福島駅～新庄駅間は在来線の奥羽本線を直通運転しています。山形新幹線「つばさ」は、東京駅～福島駅間は東北新幹線「やまびこ」と連結しており、福島駅で切り離し作業が行われます。2014年からは、足湯が設置された「とれいゆ　つばさ」が福島駅～新庄駅間を主に週末に運行しており、お座敷指定席や湯上りラウンジなど、片道およそ2時間15分～2時間40分の旅を、のんびり楽しむことができます。

上越新幹線は、1982年に大宮駅～新潟駅間の運行を開始し、1985年に上野駅～大宮駅間、1991年に東京駅～上野駅間の東北新幹線開業に伴い、東京駅まで乗り入れています。列車名は、「とき」、「Maxとき」、「たにがわ」、「Maxたにがわ」の4種類で、「Max」の名前が付く列車は、現存する国内の新幹線では唯一の2階建て新幹線ですが、老朽化に伴い2020年度末までに引退予定とされているため、興味のある方は是非お早めにご乗車ください。1990年に開業したガーラ湯沢駅は、「GALA湯沢スキー場」と直結しており、スキー場営業中の期間のみ運行しています。また2016年からは、新潟駅～越後湯沢駅間で、各車両に注目のアーティストが制作した現代アートが展示され、地元の素材を使ったスィーツや人気のコーヒーを提供するカフェなどを楽しむことができる「GENBI　SHINKANSEN（現美新幹線）」が運行しています。

北陸新幹線は、東南海地震発生の懸念から東京～新大阪間を北陸経由で結ぶ構想が立てられ、長野オリンピック開催に合わせて、1997年に「長野新幹線」として東京駅～長野駅間が部分開業し、その後2015年3月14日に長野駅～金沢駅間が開業しました。現在は、東京駅～金沢駅間を「かがやき」が最短2時間28分で結んでいます。他にも「はくたか」、「あさま」、「つるぎ」の3列車が走っています。2022年には金沢駅～福井県敦賀駅間の開業が予定されており、将来的には東京駅から北陸経由で新大阪駅まで結ぶ計画がされています。日本海を一望できる唯一の新幹線で、沿線には立山連峰をはじめ雄大な自然の景色を楽しむことができる路線です。

東海道新幹線は、1964年10月1日に東京駅～新大阪駅間を開業し、開業当初は最高速度210ｋｍ/ｈで、「ひかり」が約4時間、「こだま」が約5時間かけて、東京駅～新大阪駅間を運行していました。その後、航空機に対抗するため、1992年に「のぞみ」が登場し、その翌年（1993年）からは山陽新幹線・博多駅まで直通運転を開始し、現在は東京駅～新大阪駅間をN700Aの「のぞみ」が、最高時速285ｋｍ/ｈで最短2時間22分、東京駅～博多駅間を最高時速300ｋｍ/ｈ（山陽新幹線区間）、平均5時間で結んでいます。

山陽新幹線は、1972年に新大阪駅～岡山駅間の運行を開始し、1975年には岡山駅～博多駅間が延伸開業し、新大阪駅～博多駅間で全線開通となりました。また、2011年3月からは、九州新幹線と直通運転を開始し、東京駅から鹿児島中央駅まで、新大阪駅や博多駅で乗り換え、新幹線で行くことが可能になりました。国内で初めて時速300ｋｍ/ｈで走行した500系新幹線は現在、山陽新幹線「こだま」として運行しており、様々なキャラクターとタイアップし現在も活躍しています。

九州新幹線は、2004年に新八代駅～鹿児島中央駅間が部分開業し、2011年には博多駅～新八代駅間が開業し、博多～鹿児島中央間が結ばれました。「さくら」と「みずほ」が新大阪駅まで乗り入れており、九州と本州の相互間の行き来が大変便利になりました。他にも九州内では、「つばめ」が主に博多駅～熊本駅間を各駅停車として走っています。また、九州新幹線は日本の新幹線には珍しく、普通指定席でも通常のグリーン車と同様のゆったりとした座席配列で、新大阪駅～鹿児島中央駅間を最速3時間41分、博多駅～鹿児島中央駅間を最速1時間16分で結んでいます。