昭和2年開業。横浜唯一のクラシックホテル
昭和2年(1927年)12月1日に開業。関東大震災後、国際都市 横浜のシンボルとして誕生しました。海外からの要人の迎賓館として開業し、数多くの著名人に愛された、日本有数のクラシックホテル。歴史と伝統に培われた正統派のおもてなしで、お客様をお迎えいたします。
みなとみらい線「元町中華街駅」1番出口より徒歩約1分。羽田空港からは、京急リムジンバスをご利用で約25分。山下公園の目の前に位置し、中華街、元町までも徒歩圏内です。
お部屋の魅力
タワー館スーペリアフロアベイサイドツイン
2018年にリニューアルしたスーペリアフロアの客室
- 客室の広さ
- 32平米
タワー館がオープンした当時、フランスのデザイナー ピエール・イヴ・ローションが手掛けたコンセプト、"ヨーロピアンエレガンス"を継承しつつ、世界的和紙デザイナー 堀木エリ子氏が監修した和紙アイテムを配することで、東洋の”粋”と西洋の”華”を融合された空間へと生まれ変わりました。
横浜ならではの景色を一望しながら、ゆったりとくつろげるレイアウトに設計された客室。大きな窓に向かって配したソファでくつろぐ、横浜港やみなとみらいの夜景をひとり占めできる贅沢な時間は、まさにかけがえのないひと時。時に磨かれた優美な空間で、お客様の記憶に残る滞在をお手伝いいたします。
タワー館グランドクラブフロアツイン
15階以上のお部屋から横浜の夜景を望む
- 客室の広さ
- 32平米
多くのホテルでカードキーを採用している中、ホテルニューグランドでは、昔ながらのシリンダー錠を使用しております。タワー館15階以上に位置するグランドクラブフロアに上がられる際には、エレベーター内でお部屋の鍵の操作が必要でございます。
また、グランドクラブフロアにご宿泊のお客様は専用ラウンジにてコーヒー・紅茶をお召し上がりいただけます。(セルフサービス/9:00~19:00)
タワー館グランドクラブフロア高層階ツインからの景色
横浜の夜景を独り占め
- 客室の広さ
- 32平米
タワー館グランドクラブフロアみなとみらい側高層階ツインからは、大桟橋、赤レンガ倉庫、観覧車、みなとみらい、ランドマークタワーなど、TVや雑誌でよく見る横浜の夜景を一望できます。
静かな客室から夜景をご覧いただければ、日常を忘れ、ゆったりとした時間が感じられます。
本館グランドツイン
クラシック基調が残る本館の客室
- 客室の広さ
- 27平米
世界的なハイクラスホテルのデザインを手がけるハーシュ・べドナー・アソシエーツ(HBA)が担当した客室のデザイン。本館の持つクラシックな基調をそのままに、調度品や家具1つ1つにまで気を配り、高級感の中にも落ち着きあるハイクオリティーかつハイセンスなデザイン。
横浜のスタンダードを今に伝える、欧州の香りと趣は、ヴィンテージワインのように、上質を知る方にこそ味わっていただきたい、安らぎに満ちた空間です。
お食事・レストランの魅力
ホテルニューグランドの発祥料理
ニューグランドの厨房から誕生した、様々な洋食料理
- 【営業時間】
本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」
10:00~21:30(ラストオーダー21:00)
開業当時から、「最新式設備とフレンチ・スタイルの料理」をキャッチフレーズとして、レストランには特に力を注ぎ、結果、初代総料理長 サリー・ワイルが体調を崩した外国人客のために即興で考案した一品「シーフードドリア」、2代目総料理長 入江茂忠が、接収時代、茹でたスパゲッティに塩、胡椒、トマトケチャップを和えた物を米兵が食べているのを見て、アレンジを加えて生み出した一品「スパゲッティナポリタン」、アメリカ人将校夫人たちを喜ばせたいと、当時のパティシエが考案した一品「プリンアラモード」など広く知られる発祥メニューをはじめ、日本の食文化に多大な影響を与えました。
タワー館5階パノラミックレストラン「ル・ノルマンディ」
ホテルニューグランドのメインダイニング
- 【営業時間】
朝食 07:00~10:30(ラストオーダー10:00)
ランチ 11:45~15:30(ラストオーダー14:30)
ディナー 17:30~21:00(ラストオーダー20:00)
ハーバーフロントに位置するパノラミックレストラン。大西洋の華と呼ばれた豪華客船ノルマンディ号のダイニングルームをコンセプトにレイアウトされた、ニューグランドのメインダイニング。デザインは、アラブ王族の邸宅やニューヨークのエセックスハウスなど、現代建築の名作を手がけたフランス人建築家、ピエール・イブ・ローション。
ノルマンディ号の甲板と同じ高さに造られ、ウッドデッキが敷れた正面窓側席から見る風景は、まるで船からの眺め。横浜の海が一番きれいに見えるレストランの演出です。伝統ある本格フランス料理をホテルニューグランドならではの新しいアレンジでお楽しみいただけます。
本館1階バー「シーガーディアンⅡ」
作家・大佛次郎など、多くの人々に愛された英国調の正統派バー
- 【営業時間】
17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
重厚な雰囲気のなか、濃密な大人の時間が流れていく。寡黙でいて味わい深いおもてなしは、ホテルニューグランドの血統。グラスの音と会話が静かに重なる社交場は、心を酔わせて止みません。
サボイのカクテルブックにも紹介されている、世界的なカクテル「ヨコハマ」。横浜へ来たら、本館1階バー「シーガーディアンⅡ」で本場の「ヨコハマ」を、と注文される方も多く、人気の「バンブー」等、ニューグランドならではのカクテルを味わえます。
その他の魅力
本館大階段
本館の大階段はニューグランドのシンボル的存在
開業当時より変わらぬたたずまいを残す本館は、マッカーサー元帥やチャーリー・チャップリン、ベーブ・ルースなど、多くの著名人をお迎えして参りました。1992年には横浜市認定歴史的建造物に、2007年には、経済産業省が選んだ近代化産業遺産の認定を受け、横浜・山下公園のランドマークとして親しまれ続けています。
ヨーロピアン調のクラシックなつくりの外観から正面玄関をぬけ、一歩中に入ると、まず目に飛び込んでくるのがこの大階段。ニューグランドブルーの絨毯の脇を囲むのは、開業当時から変わらぬイタリア製タイル。石柱が印象的で、階下から見上げる眺めは圧巻です。
エレベーター上部には、川嶋甚兵衛制作の綴織「天女奏楽之図」。高い天井からは、天平時代の伽藍の吊り灯籠に模した青銅の照明灯も見どころのひとつ。
本館2階ロビー
ドラマや映画の撮影でも使われる本館2階ロビー
本館の設計は、当時38歳の新進気鋭の建築家・渡辺仁(のちに銀座の和光ビル、東京国立博物館本館を設計)によるもので、イギリス式色彩と東洋的手法で作り上げられた当時の建築美術の粋を集めた秀作です。当時の洗練された職人によって、優美かつ繊細に仕上げられたクラシカルなロビーは、数々のドラマ・映画の撮影にも使われてきました。
レインボーボールルーム前の待合のホワイエは、横浜家具を配置し、太いマホガニーの角柱と合わせて重厚な空間を作り上げています。特徴的な柱の上部には弁財天が飾られ、お客様をお迎えします。壁面のインド古代芸術聖典カーマストラの「釈迦誕生」のレリーフは、当時の建築美術の粋を集めた秀作で、日本中のホテルのロビーの中で、貴重な存在です。
横浜家具の中でもとりわけ目を引くのが、柱に配置されているキングスチェア。当時は椅子一脚で高級車一台が買えてしまうほどの価値があり、この椅子の肘かけに天使が棲んでいることから、触れた者は幸福が得られるという言い伝えがあります。
本館中庭
旅人を癒す空間
イタリアより取り寄せた噴水を中央に配し、床はライムストーンの模様張りを使用。噴水を中心としたヨーロッパ調の庭園は、自由に出入りできる広場になっています。
噴水には、大きな魚をもつ3大天使の1人「ラファエル」がおり、旅人を癒す力を持っていると伝えられています。陽光あふれる美しい庭園は、日没からはイルミネーションをお楽しみいただけます。