北海道 帯広・十勝・然別湖・日高

ブルーのまま凍るオンネトー

概要・エピソード

鮮やかな色彩の変化で人々を魅了する湖、オンネトー。北海道・阿寒摩周国立公園内に位置し、雌阿寒岳の麓に広がる周囲2.5kmの湖です。四季折々に変化する緑豊かな森に囲まれたオンネトーは、季節や眺める角度によって湖の色をさまざまに変化させることから、「五色沼」という名でも呼ばれています。明るい陽射しのもとでは透き通った青、あるいはエメラルドグリーンに輝く湖面も、冬の厳寒期には真っ白に凍りつき、周囲の木立同様一面の白に覆われます。けれども完全に凍りつく、ほんのわずか前の時期。凍りかけたオンネトーは、湖の青と氷の白が入り混じる、神秘的なコントラストを見せてくれます。鮮やかな青色の水面もそのままに湖が凍ってゆくさまは、幻想的な美しさで訪れた人々を惹きつけます。

見所・お勧めポイント

美しい青の湖面を徐々に覆う真っ白い氷。目を奪う鮮やかな青と白のコントラストで彩られた冬のオンネトーを見ることができるのは、ほんのわずかな期間。11月の終わりから12月のはじめにかけてというごく短期間だけ見られる神秘的な光景は、オンネトーの魅力的な青と冬の北海道の氷の美しさを贅沢に堪能できます。

背景

アイヌの言葉で「年老いた沼」、「大きな沼」を意味するオンネトーは、その名のとおり木立に囲まれたひっそりとした雰囲気の湖です。よく晴れた日には傍らの雌阿寒岳や阿寒富士を湖面に映し、北海道の豊かな大自然と穏やかなひと時で訪れた人々を楽しませてくれます。湖の美しい色が見られるのは、湖が完全に凍りつく厳冬期に入るまでの期間。凍りかけた湖がわずかに見せてくれる、水と氷の神秘的なコントラストは必見です。