概要・エピソード

冬の早朝、広大な十勝平野を流れる川に沿って霧でできた龍が現れる、不思議な光景を見ることができます。見頃は、12月下旬から2月下旬にかけて。気温が極端に低くなった朝に、川と大気の温度差によって川面に霧が発生します。霧は川の広い範囲で発生するため、うねる川の形に沿って、まるで巨大な霧の龍が現れ、ゆったりと泳いでいるかのような幻想的な景色が広がります。また、十勝川に発生する霧は、川の傍に生える木々へも影響を与えています。川霧を見物に出かける際には、木々が大気中の水分を含んで凍りついた「霧氷」も見逃せません。真っ白に凍りついた木々は、川面に現れた霧の雰囲気とあいまって、まるでおとぎ話の世界を歩いているような不思議な気持ちにさせてくれます。

見所・お勧めポイント

すぐ傍らの十勝川温泉からは十勝川まで徒歩で行けるため、朝の散歩をしながら、不思議な霧の情景や冬の朝に飛び立つ白鳥達の美しい姿を楽しめます。さらに近隣の十勝が丘展望台からは、広々と広がる北海道の大地の広さと共に十勝川の川面を覆う霧の絶景を一望できます。青みがかった雪景色の中、美しい白霧が魅せる風景は、自然の雄大さを体感させてくれることでしょう。

背景

毎年、冬になると多くの白鳥達が越冬のために訪れる十勝川。広々とした美しい十勝平野はもちろん、大地を蛇行して流れる十勝川が冬に生み出す幻想的な霧の景色は必見です。川の温度と大気中の気温との温度差によって生じる霧は、川の形に沿って流れるため、地元では「雲龍」と呼ばれています。「雲龍」は冬の朝、気温がマイナス10度前後以下になった時だけに発生する、この時期だけの景色です。

ご案内とご注意

※本サイトに掲載した感動の瞬間(とき)は、天気や自然の条件によりご覧頂けない場合がございます。

見ごろの時期・時間

時期:
12月下旬~2月下旬
時間:
早朝
天気:
晴れ
  • 春
  • 夏
  • 秋
  • 冬
  • 太陽・月星
  • 海・湖・川・滝
  • 山・森・野・里
  • 建物・景観
  • 動物・植物
  • 文化・伝統

住所

北海道河東郡音更町十勝川温泉

アクセス方法

JR帯広駅から十勝バス十勝川温泉行きで30分、終点下車すぐ

お問合せ先

名称:音更町十勝川温泉観光協会
電話:0155-32-6633

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