宮城県 松島・塩竈・気仙沼

日本三景・松島でお月見

概要・エピソード

日本三景のひとつに数えられ、古くは和歌にも詠まれた「松島」。
この松島の見どころは、昼にその風光明媚な景色を楽しむ観光だけではありません。「夜の松島」もまた、昼の姿に負けず劣らず、風情ただよう趣深さを味わうことができるのです。とりわけ、仙台・伊達家の月見御殿ともうたわれる「観瀾亭」からの観月は、まさに絶景。この観瀾亭は安土桃山時代、文禄年中に豊臣秀吉から伊達政宗が拝領した伏見桃山城の一棟で、江戸品川の藩邸に移築されたものを、陸奥仙台藩の二代藩主・忠宗が一木一石変えずこの地に移したものと伝えられています。古きよき時代の趣を残した観瀾亭。ここでは夜にしか見られない松島の美しさ、松島湾上に上る満月と、海面にさざめく月の光をゆっくりとご覧いただけます。

見所・お勧めポイント

秋の夜空に浮かぶ満月と、海面に映る月の光の情景はとても神秘的で、現代にいることを忘れてしまいそうになることでしょう。悠久の時にはぐくまれた自然と歴史がつくりだす、幻想的な世界感に浸れること間違いなしです。海面にゆらめく月をゆるりとお楽しみください。

背景

松島町が主催するこの行事は、歴代の仙台藩主が楽しんだと伝えられる「観瀾亭の観月」を再現したものです。観瀾亭に設けられた席で、松島湾に浮かぶ名月を眺めながら、政宗公もみた幻想的な松島の夜をお楽しみください。