新潟県 佐渡

星の海に浮かぶビストロ　佐渡ドンデン高原からの夜景

概要・エピソード

佐渡島北側大佐渡山地のほぼ中央にあるドンデン高原一帯は、かつては放牧地として利用されてきました。現在は大自然を満喫できるトレッキングスポット、キャンプ場として整備されています。初心者から経験者まで楽しめる9種のトレッキングコースで身体を動かすも良し、のんびりと大パノラマを楽しむもよし。大自然を満喫した後に疲れた身体と心を癒してくれるのが、地元の味。佐渡牛や佐渡島産の魚介、野菜、フルーツを中心にした、とっておきのビストロディナーが楽しめます。さらにディナー後に外に出れば、頭上に満天の星々が待ち受けています。また、夕暮れ時もぜひ外へ出てみてください。気象条件がそろえば雲海が発生し、港の街灯りが雲海を照らすロマンティックな光景が見られることもあります。

見所・お勧めポイント

周囲に大きな都市がないため、天の川はもちろん、小さな星々もよく見え、星空観察にぴったりのスポット。地上に目を向ければ、島中央北部にある両津湾の港の灯りや、日本海のイカ釣り漁船の漁火、さらには海を挟んだ向こう側にある日本海沿岸にある街灯りまで見えます。暗闇に輝く人工の光は、さながら地上の星空のよう。星空も夜景も贅沢に一望できるのは、日本海に浮かぶ佐渡島という絶景地ならではの魅力です。

背景

佐渡島は北部の大佐渡山地、中央の国中平野、そして南部の小佐渡山地という三つのエリアで構成されています。その中でも北部の大佐渡山地にあるドンデン高原は、900m級の三つの山が集まった一角で、正式名称は「タダラ峰」という名前です。頂きが丸いことを意味する「鈍嶺（どんでん）」という言葉から、ドンデン高原と呼ばれるようになりました。周囲に険しい山が連なる中、穏やかな景色と花々が咲き誇るさまは、「新日本百名山」「花の百名山」に数えらえれるほどの絶景です。さらに暖流と寒流のぶつかる場所に島があるため、海の幸が豊かな上、南北の植物が多彩に観察できるめずらしい場所となっています。