新潟県 十日町・松之山・津南

水鏡に映る清津峡（きよつきょう）の絶景

概要・エピソード

「日本三大峡谷　清津峡」は、柱状の細い岩をたくさん束ねられたような岩壁と、深くV字型に切れ込んだ崖、その間を滔々と流れる清流が魅力的な景勝地です。その峡谷美をたっぷりと楽しめるのが、「清津峡渓谷トンネル」。全長750mの「清津峡渓谷トンネル」には3ヶ所の見晴所があり、終点のパノラマステーションは絶好のフォトスポットとして人気があります。半円状の出口からは外の絶景が見え、床には水が張られており、美しい峡谷美を足元にも映し出します。若葉の黄緑色が山々を彩る春、爽やかな青空が広がる夏、色とりどりの紅葉が清津峡を染める秋、白い雪と厳めしい岩壁が織りなすモノクロな景色を望める冬。四季折々さまざまな顔を見せてくれます。

見所・お勧めポイント

2018年、「清津峡渓谷トンネル」はMADアーキテクツによる「Tunnel of Light」という名の芸術作品として生まれ変わりました。「木・土・金属・火・水」をテーマに取り入れて造られた空間の中で、トンネルを進みながら、人間と自然の繋がりについて思いを馳せてみてはいかがでしょう。

背景

かつてこの地は海底にあり、海底火山により火山灰とマグマが降り積もる場所でした。それが500万年の時をかけて隆起して山となり、川の浸食によって地下深くに眠っていたひん岩が掘り起こされました。さらに川が岩壁を削り続けることで谷は深くなり、マグマが柱状に固まった柱状節理が地表に姿を見せ、現在の清津峡の姿となりました。