概要・エピソード

古くから地元の人々を見守り続けてきた備中国分寺。木造本瓦葺で高さ34.3mの五重塔は遠くからでも見える土地のシンボルです。そんな備中国分寺のすぐそばに広がる田園風景の一角に、赤い穂を持つ「赤米」が植えられています。1400年以上の歴史を持つ赤米は、元々新本地区にある国司神社の神事に用いられてきました。備中国分寺近くに植えられているのは観光用の田んぼですが、赤い稲穂で田んぼが一面赤く染まる様子は、他の土地ではほとんど見ることができないめずらしい光景です。この赤い稲穂を見ることができるのは9月上旬~中旬にかけての2週間ほど。他の季節も、春にはれんげの花、夏にはひまわり、秋にはコスモスが咲く美しい土地です。

見所・お勧めポイント

赤い稲穂の色味がはっきりとわかる昼の最中に訪れるのも良いですが、おすすめは夕暮れ時です。赤米の田んぼの近くからカメラを構えれば、夕陽に照らされて赤々と輝く赤米の美しい穂波と五重塔のシルエットをきれいに撮ることができます。

背景

赤米には1400年以上の歴史があると伝えられていますが、全国的に栽培されていたのは江戸時代までで、明治以降は下等米として扱われ、ほとんどの地域で作付されなくなっていきました。そんな中でも神事のために赤米を育て続けたのが、岡山県総社市の国司神社、長崎県対馬市の多久頭魂神社、鹿児島家種子島の宝満神社の三ヶ所です。総社市の国司神社が育てている赤米は、五穀豊穣を願う「赤米の新撰」という神事に用いられています。

ご案内とご注意

※本サイトに掲載した感動の瞬間(とき)は、天気や自然の条件によりご覧頂けない場合がございます。

見ごろの時期・時間

時期:
9月上旬~中旬の約2週間
時間:
日中
所要時間:
 約1時間
天気:
晴れ
  • 春
  • 夏
  • 秋
  • 冬
  • 太陽・月星
  • 海・湖・川・滝
  • 山・森・野・里
  • 建物・景観
  • 動物・植物
  • 文化・伝統

住所

〒719-1123 岡山県総社市上林1046

アクセス方法

車:JR伯備線総社駅から車で約15分。駐車場あり普通車200台、バス15台

お問合せ先

名称:国分寺観光案内所
電話:0866-94-3155

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