富山県 黒部・宇奈月

春爛漫！残雪の北アルプスと花々が奏でるあさひ舟川「春の四重奏」

概要・エピソード

舟川にあたたかな春風が吹く季節。残雪が輝く朝日岳や白馬岳といった北アルプスの山々を背景に、朝日町の川辺には美しい花畑が広がります。堤防の両岸1,200mにわたって植えられた桜並木に、地元のチューリップ農家が植えたチューリップと菜の花が彩りを添えます。チューリップ畑にはおよそ20品種60万球が植えられており、赤やピンク、オレンジと様々な種類を見ることができるのも楽しみの一つです。チューリップの連作障害を避けるため、菜の花とチューリップの配置は毎年変わります。かわいらしい春の花々を眺めて散策しながら、自分だけの撮影スポットを探してみてはいかがでしょう。おすすめはチューリップ畑越しに、菜の花畑、桜並木、北アルプスの山々が一望できるポイントです。

見所・お勧めポイント

澄みきった青空の下に並ぶ、雪山の白、満開の桜、かわいらしい菜の花に彩り豊かなチューリップ。春の訪れを告げる花々は、目に鮮やかな彩りで訪れた人々を楽しませてくれます。桜並木には一日限定でかがり火が焚かれ、幻想的な夜桜を見上げながら散策できます。

背景

舟川沿いの土手に並ぶ約280本の桜並木は、1957年の河川改修の際に植えられました。土手近くに植えられた菜の花や早生のチューリップは桜の開花時期に合わせて地元のチューリップ球根農家によって植えられたものです。チューリップの球根を育てるため、散る前に摘まれたチューリップの花びらは、桜の根元に撒かれ、桜の栄養となり、美しい景観を維持しています。2009年に生まれたこの景色は長い時を経て、国内外から観光客が訪れる絶景スポットになりました。