概要・エピソード
地元の歴史を今に伝えてくれる歴史遺産。筑後川に架かるこの昇開橋は、当時の最新技術を注ぎ込んで築かれました。高さ30mの鉄塔に挟まれた橋の一部が垂直に稼働する仕組みの橋は、その姿かたちから、ここがかつて大型船も通る水運業盛んな場所であったことを教えてくれます。大型船が川を通る時には橋の中央部が高々と持ち上げられ、列車が橋を通過する時には中央部が下げられることで、川と陸、ふたつの路が交錯する場所でもありました。竣工当時は「東洋一の可動式鉄橋」と謳われるほどでしたが、やがて鉄道の廃線に伴って閉鎖され、平成時代に遊歩道として生まれ変わりました。現在では川面に映える姿や、橋から見える川の絶景が人気を呼び、観光客も訪れる場所となっています。
見所・お勧めポイント
川に架かる赤い橋は、かつては列車のための橋でした。列車が廃線となった今では、地元のシンボルや遊歩道として、老若男女が散策するスポットになっています。夜になればライトアップされて川に光の橋を架け、昼間とは一味違った姿を見せてくれます。
背景
この橋は国鉄佐賀線の筑後川橋梁として昭和10年に開業しました。有明海に注ぎ込む筑後川に架けるという場所の関係上、避けることのできない潮の干満の影響という地理的な難関を乗り越え、大型船も通ることのできる昇開橋として設計されました。けれど時代の流れに従い、昭和62年に佐賀線が廃線されたことに伴って閉鎖。一時は撤去も検討されましたが、保存を望む地元の声が多かったことから、平成8年に遊歩道として復活を果たしました。
ご案内とご注意
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※自転車・バイクなどでの通行は出来ません。また、ペット連れの通行はできません。
見ごろの時期・時間
- 時期:
- 通年
- 時間:
- 夕方
- 天気:
- 晴れ
住所
佐賀県佐賀市諸富町大字為重石
アクセス方法
電車:JR長崎本線佐賀駅から、タクシー利用で20分
車:長崎自動車道佐賀大和ICから車で30分
バス:佐賀駅バスセンターから、佐賀市営バス早津江行き乗車、バス停「昇開橋展望公園前」下車、徒歩3分
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