島根県 隠岐

コバルトブルーの神秘的な洞窟を探検～明暗（あけくれ）の岩屋～

概要・エピソード

春から秋にかけて、専用の観光船でしか訪れることができない奇跡の絶景スポット。それが「明暗の岩屋」と呼ばれる天然洞窟です。全長およそ250mに渡る洞窟は、船の大きさギリギリという狭さ。ライトを頼りに進む船が、船体の表面を時々岩にぶつかりながら進んでいく道程は、まさに未知の場所へと赴く探検隊の気分。揺れる船に冒険心をくすぐられながら洞窟の奥へと進んでいけば、やがてたどりつくのは光あふれる洞窟の出口。降り注ぐ光と共に目の前にコバルトブルーの美しい水面が広がる様子は、思わず歓声を上げてしまうほどです。天候や波の状態など、条件が良い時でないと船が洞窟に入ることができないため、見ることができる確率は30％ほど。この美しい青の景色を見ることができれば、すばらしい幸運が訪れると言われています。

見所・お勧めポイント

自然が生み出した天然洞窟の長いトンネルを潜り抜けた向こう側に広がるのは、空より鮮やかな蒼い水面。世界的にも有名なイタリアの「青の洞窟」にも劣らない神秘的な絶景は、この場所でしか見ることができません。

背景

日本海の荒波と豪風によって浸食された国賀海岸は、高さ100m以上の断崖絶壁が連なる隠岐一の絶景地。全長およそ7kmの海岸線には、「明暗の岩屋」の他にも、橋の形をした「通天橋」、垂直の絶壁が大迫力の「摩天崖」など、多彩な絶景を見ることができます。陸地からの眺めはもちろん、観光船に乗って海から一望すれば、自然が生み出した雄大な景色をよりダイナミックに味わうことができるでしょう。