高知県 四万十

四国の春の到来を感じる四万十川1000万本の菜の花

概要・エピソード

心おどるような、うららかな春の日。四万十市市街地にほど近い入田（にゅうた）河川敷では、菜の花があたり一面に広がる美しい景色を見ることができます。ヤナギ林の足元に広がる無数の菜の花は、南国土佐に春を告げてくれる風物詩となっています。やわらかな春風にかわいらしい黄色の花が揺れる様子は、ゆったりと散策しながら眺めるのにぴったり。レンタサイクルでのおでかけも人気です。毎年、3月には菜の花といっしょに楽しめるイベントも開催されるので、親子連れでも楽しいひとときを過ごせるでしょう。四万十川の河川敷に広がる菜の花の森はまさに圧巻。どこまでも続く黄色い景色は、気持ちを晴れやかにさせてくれます。

見所・お勧めポイント

春の陽光にきらきらと輝く清流の川面に映る、さわやかな青空。そしてやさしく揺れる黄色い菜の花のコントラストは、思わず写真におさめたくなる美しさ。日本最後の清流と呼ばれる四万十川の清らかな水と、高知の春を象徴するかわいらしい花の競演が楽しめます。

背景

菜の花が咲くのは、四万十川沿いに約2kmに渡って広がる、入田河川敷のヤナギの自然林。周辺一帯はかつてアユの産卵場を確保するための「アユの瀬づくり」の取り組みとして、樹木の伐採がすすめられていた土地でした。この樹木伐採の結果として、一帯に菜の花が群生するようになり、今では菜の花自体が、地域活性化にも大きな役割を果たすようになりました。菜の花が最盛期を迎える頃には「菜の花まつり」が開催され、訪れた人々がよりいっそう美しい菜の花を楽しめるようになっています。