概要・エピソード

宮崎県高千穂町にある小高い丘。この場所は、かつて神武天皇の孫にあたる建磐龍命がこの地を訪れた時、丘に登って国見を行ったという伝説から、「国見ヶ丘」と呼ばれるようになりました。標高513mの高さからは、高千穂盆地や阿蘇の五岳、祖母連山など、周囲に点在する名所・名峰をぐるりと見渡せます。中でも阿蘇の五岳は、国見ヶ丘の方角からだとお釈迦様が横たわる姿に似て見えることから、「阿蘇の涅槃像」と呼ばれています。この国見ヶ丘で美しい雲海を見ることができるのが、9月中旬~12月上旬にかけての早朝。よく晴れた無風の朝には高千穂盆地を埋め尽くすほどの雲海が湧き出し、360度の大パノラマが、まるで神話の時代を映した絵巻物のような雰囲気を漂わせます。

見所・お勧めポイント

神代の風景が現代によみがえったかのような、神秘的な雰囲気を漂わせる国見ヶ丘からの絶景。秋から冬にかけての早朝、寒暖の差が大きい時に湧き出した雲は、周囲の山々を取り囲んで流れるので、山々の頂きがまるで雲海に浮んだ小さな島のように見えます。

背景

阿蘇に向かう途中、この地で国見を行ったという建磐龍命は、現在は阿蘇神社の祭神として祀られています。さらに天皇家ゆかりの場所として、皇族の方々も何度もこの地を訪れました。神々しい朝日が雲海の向こう側から姿を見せる時、高千穂の大自然は美しい朝の光で彩られます。天孫の末裔が見た風景と同じ景色を眺めながら、神々の時代に思いをはせてみてはいかがでしょう。

ご案内とご注意

※本サイトに掲載した感動の瞬間(とき)は、天気や自然の条件によりご覧頂けない場合がございます。

見ごろの時期・時間

時期:
9月中旬~12月上旬(雲海は朝晩の寒暖の差が大きく、風のない日に発生しやすいと言われてます)
時間:
6:00~7:30頃(日の出時間目安)
所要時間:
約30分
天気:
晴れ
  • 春
  • 夏
  • 秋
  • 冬
  • 太陽・月星
  • 海・湖・川・滝
  • 山・森・野・里
  • 建物・景観
  • 動物・植物
  • 文化・伝統

住所

宮崎県西臼杵郡高千穂町押方

アクセス方法

車:高千穂市街地から車で10分

お問合せ先

名称:一般社団法人高千穂町観光協会
電話:0982-73-1213

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