概要・エピソード
愛媛県新居浜市の奥深い山中に、突如として現れる巨大な石垣。その正体は、かつて東平の地をにぎわせていた別子銅山の跡地です。昭和のはじめ頃まで開かれていた銅山の建築物は、閉山されて以降、ほとんどが取り壊されてしまいました。現存しているのは貯鉱庫や変電所、保安本部など一部の産業遺跡のみですが、今なお残る巨大な石垣やレンガ造りの建物からは当時の雰囲気をうかがい知ることができます。まるで時が止まったかのように自然の中に取り残された産業遺構や鉄道跡は、物言わぬ歴史の足跡と言えるでしょう。緑深い山中を登った先に、突然、人工の都市が姿を見せる様子は、まさに「東洋のマチュピチュ」。標高が高い位置にあるため、見晴らしは良く、晴れた日には市街地やしまなみ海道まで眺めることができます。
見所・お勧めポイント
「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる、標高750mの空中都市。かつては大勢の人々でにぎわった銅山は今は産業遺産群となり、あちらこちらにわずかに残されている遺構が往時の雰囲気をしのばせます。半ば取り壊され、自然の中に溶け込もうとしている歴史遺産の中を歩いていると、かつての鉱山町の姿が目に浮かぶようです。
背景
江戸時代の元禄3年に発見されて以降、約280年間で70万トンもの鉱石を産出してきた、別子銅山。大正5年から昭和5年にかけてその採鉱本部が置かれていたのが、東平の地です。最盛期には社員やその家族たち、およそ5,000人もが暮らす鉱山町として発展しました。採鉱本部が移転し、さらに昭和の後半に閉山されてからは、人も土地を離れ、かつての建物もほとんど姿を消してしまいました。現在では、一部の建物と山中に残された坑道や鉄道の跡が、当時の雰囲気を教えてくれるのみです。
ご案内とご注意
※本サイトに掲載した感動の瞬間(とき)は、天気や自然の条件によりご覧頂けない場合がございます。
※県道47号線(新居浜別子山線)から入り、東平に至るまでの区間は、道幅が狭いため、マイクロバスまでしか通行できません。
※車高2.8m、車幅2.1m、車長7.1m以上の車は通行困難です。
※また、繁忙期には同区間の通行規制を実施し、30分程度お待ちいただくことがありますので、ご了承ください。
見ごろの時期・時間
- 時期:
- 3~11月下旬
- 時間:
- 日中
- 天気:
- 晴れ・曇り
住所
愛媛県新居浜市立川町
アクセス方法
車:新居浜市内中心部から車で約45分
お問合せ先
名称:マイントピア別子
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