宮城県 宮城蔵王・白石

新緑を水面に映す長老湖

概要・エピソード

蔵王連峰の一角、不忘山の麓にある長老湖は、ブナやナラといった木々に囲まれて、ひっそりと澄んだ水を湛えている湖です。風があまりない日には、湖面が鏡のようになって不忘山の姿を映しだす光景が見られることも。春には新緑、秋には紅葉と四季折々に違った風情を楽しませてくれる長老湖で、高原ならではの清々しい風を堪能するのであれば、ベストシーズンは新緑の頃。芽吹いたばかりの若葉でいっぱいの林から吹く風は清々しく、マイナスイオンたっぷり。日頃の疲れを吹き飛ばして、さわやかな気持ちで散策を楽しめます。また湖畔ではボートや釣りなどの水辺遊びも楽しめます。湖の周囲をめぐった後には、少し足をのばして遊歩道を横川峡谷へ向かって歩いていけば、吊り橋からの絶景も待っています。

見所・お勧めポイント

さわやかな新緑に彩られた山を湖面に映す、静かな湖。周囲2kmの湖をめぐって散策すれば、ブナ林から吹いてくる新鮮な風で気分もリフレッシュ。新緑の木漏れ日はまぶしく、湖の美しいブルーとのコントラストが、訪れた人々の心をうきうきと輝かせてくれるようです。

背景

蔵王連峰の一角にある不忘山は、標高1,705m。その麓にある長老湖は標高500mの高さに位置しています。かつて蔵王連峰が活火山だった頃に生み出された長老湖は、かつては長老沼とも呼ばれ、規模も今より小さなものでした。それが昭和3年に横川発電所の貯水用として拡張され、現在の形になり、それ以降は「長老湖」と改められるようになりました。