岩手県 安比・八幡平

新緑薫る八幡平・八幡沼

概要・エピソード

八幡平の山頂エリアにある八幡沼では、雪解けの季節から初夏にかけてたくさんの高山植物が咲き乱れます。季節の移り変わりともに少しずつ咲き変わる花々は、ハイキングにぴったりなシーズンを教えてくれます。また、1周およそ1時間で散策することのできる八幡沼の湖面は、晴れた日には空をいっぱいに映し、まるで地面に大きな鏡が置かれているかのような絶景を見せてくれる時もあります。さわやかな風が高原を吹きぬける中、かわいらしく揺れるニッコウキスゲやチングルマなどの花々を探して高原ハイキングを楽しんでみてはいかがでしょう。広大な八幡平ならではのゆるやかな起伏の大地の変化を一望すれば、日常生活では体感できない大自然の雄大さを、全身で味わえます。

見所・お勧めポイント

初夏の八幡平は、さまざまな高山植物を見ることができるハイキングのベストシーズン。夏でも気温20度ほどという過ごしやすい気候は、散策を楽しむのにも最適。どこまでも広がる高い空と八幡沼の絶景とあわせて、かわいらしい花々がほころぶ様子は必見です。

背景

岩手県・秋田県にまたがって広がる標高1,613mの八幡平は、日本百名山の一つにも数えられてます。その全容はゆったりと広がる高原で、ゆるやかな起伏が幾つも連なり、あちらこちらに多数の湿原や湖沼が散らばっています。八幡沼はその中で最も大きい湖であり、岩手県内でも2番目に大きい自然湖として知られています。東西600m南北200mにわたる巨大な沼の周囲にはミズバショウやニッコウキスゲの花が咲き、初夏の登山シーズンには大勢の人々が花と景色を愛でようと訪れます。