栃木県 日光・鬼怒川

湯西川温泉かまくら祭

概要・エピソード

「湯西川温泉　かまくら祭」が開催されるのは、1月下旬から2月下旬にかけての厳冬期。日が沈む頃、湯西川温泉各所に並べられた小さなかまくらにロウソクの灯がともされ、温泉街の夜に、幻想的な夜景を生み出します。中でも一番見ごたえがあるのが、ミニかまくらのライトアップ。ここでは直径30cm、高さ40cmほどのミニかまくらが、およそ1,000個も並べられる、圧巻の光景を一望できます。小さなかまくらに灯るロウソクの灯りが数えきれないほど並ぶ様子はどこかはかなく、見る者をしっとりとした気持ちにさせられます。夜闇いっぱいにロウソクの灯りが揺れる美しさから、「湯西川温泉　かまくら祭」は日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」としても認定されています。

見所・お勧めポイント

日光の秘湯・湯西川温泉で年に一度、雪が降り積もった真冬にだけ見ることができる「湯西川温泉　かまくら祭」。小さなかまくらに灯されたロウソクの炎は、神秘的な雰囲気で温泉街の河川敷を埋め尽くし、非日常的なひと時をもたらしてくれます。

背景

栃木県・日光市、湯西川沿いに広がる湯西川温泉は、軒を連ねる温泉宿のほとんどが渓谷に面した露天風呂を備えており、湯西川で獲れる川魚など、季節の滋味とともに、渓谷の豊かな自然が楽しめる温泉郷です。また、平家の落人伝説が語り継がれており、壇ノ浦の合戦に敗れた平家の武者がこの地にたどりついて温泉で傷を癒したと伝えられています。