宮城県 鳴子・栗駒

紅葉の鳴子峡

概要・エピソード

紅葉の名所を数多く抱える東北地方の中でも、毎年ベスト３に入るほどの高い人気を誇るのが、宮城県にある「鳴子峡」です。江戸時代から交通の要所として栄えた宿場町・旧鳴子町に位置し、およそ2.5kmに渡ってV字型峡谷が広がります。高さ約100mの断崖が連なる絶景地は、紅葉シーズンを迎えると一面の錦に染まり、ところどころに覗く松の緑や奇岩の灰色がいっそう紅葉の鮮やかさを引き立ててくれます。その美しさは、まさに東北トップクラス。峡谷に沿う国道を47号を走りながらでも紅葉を満喫できることや、駐車場に車を置いて、谷底の遊歩道を岩壁に沿って歩きながら紅葉を見上げられることなど、紅葉狩りを楽しむ幅が広いことも人気の一つです。

見所・お勧めポイント

川の浸食によって生み出されたV字型峡谷は、秋、一面の紅葉に染まります。鳴子峡レストハウス前からは、視界いっぱいに広がる大パノラマを一望できます。華やかな紅葉の他に、屏風岩、弁慶岩などと名付けられた様々な奇岩を探してみるのも楽しいでしょう。

背景

「鳴子温泉」「東鳴子温泉」「川渡温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」の個性豊かな五つの温泉地を有する鳴子温泉郷は、1000年を越える歴史を持つ東北屈指の温泉地でもあります。また、木地業が盛んな土地であり、特に「こけし」は江戸時代から続く温泉土産として人気があります。見る人を安心させるような素朴な表情と愛らしい音を奏でる「鳴子こけし」は、鳴子の代表的な伝統工芸品として知られています。