岩手県 安比・八幡平

眼下に見える渓流と赤や黄色のコントラストが美しい「森の大橋」からの松川渓谷の眺め

概要・エピソード

岩手県と秋田県の県境にほど近い松川渓谷は、大自然にあふれた渓谷美を満喫できる、岩手県屈指の紅葉スポットです。ブナやカエデが華やかに色づく10月中旬から10月下旬にかけてが、紅葉のベストシーズン。切り立った灰色の岩壁の裾には青々とした清流が流れ、見上げればこんもりと茂る森が赤や黄色に染まり、ところどころに混じる常緑樹の緑がよりいっそう紅葉の赤みを引き立てます。とりわけ、一番美しい景観を見ることができるのが、松川渓谷に架かる「森の大橋」の周辺です。目がくらむような高さにある橋の上から眼下の渓谷を見下ろせば、上流側・下流側ともに、飛沫を上げて滔々と流れる豊かな水と渓谷に迫り出した紅葉の美しいコントラストが一望できます。

見所・お勧めポイント

松川渓谷を彩る、一面の錦秋。深々と切れ込んだ谷底を流れる清流は、水しぶきを散らしつつ、迫り出した紅葉の隙間を縫うように見え隠れして流れていきます。周囲の山々もまた負けじと赤や黄色に燃え上がり、「森の大橋」周辺を華やかに飾り立てます。

背景

280年の歴史を持つ松川温泉の西側には日本で初めて運転開始された「松川地熱発電所」もあり、高さ46mの巨大な塔から吐き出される真っ白な上記に圧倒されます。また、「森の大橋」の近くにある自然豊かなキャンプ場などを備えた「県民の森」では、野鳥や植物観察をしながらのウォーキングを楽しめます。