愛知県 名古屋

モノづくり愛知のチカラ　自動車輸出台数日本一を誇る名古屋港

概要・エピソード

膨大な数の自動車を、見事なドライビングテクニックで貨物船に詰め込んでいく職人達の技術が光る場所。それが、自動車輸出台数日本一を誇る名古屋港です。名古屋港の中でも自動車輸出の要となっているのが、金城ふ頭。運が良ければ、近隣を走るあおなみ線の車窓から、貨物船に積み込まれる前の自動車がびっしりと並べられた壮大な光景を見ることができます。数えきれないほどの自動車が整列した様子は、まるでミニカーの展示場のよう。自動車は1台1台、専門のドライバーの運転によって貨物船に積み込まれていきます。ドライバーは1時間におよそ300台という驚異的なペースで、貨物船の中に自動車を積み込みます。貨物船に積み込まれた自動車の間隔は、わずか縦30cm横10cm。1台でも多くの自動車を積み込み、世界各国へと運び出すために、今日も職人達の技が光ります。

見所・お勧めポイント

名古屋港に整然と並べられた自動車が、クレーンなどの機材を使わず、1台1台ていねいに、だが凄まじい速度で貨物船に積み込まれていく光景は必見です。今まさに世界へ輸出されようとする膨大な数の自動車が並ぶ様子からは、愛知県が世界に誇るモノづくりの熱いエネルギーを感じることができます。

背景

愛知県のモノづくりを支えるのが、世界に開いた海の玄関口・名古屋港です。日本の主要な国際貿易港の一角を担い、その規模は日本最大級の横浜港に次ぐほど。明治40年の開港以来、日本の輸出入の要として、経済発展の大きな支えとなってきました。県内産業に由来し、自動車輸出の大きな拠点ともなっています。周囲には名古屋港水族館や名古屋港シートレインランドといったレジャー施設や巨大な展示場もあり、県内外から大勢の観光客が訪れる場所でもあります。