群馬県 赤城・沼田・尾瀬

圧巻！尾瀬の草紅葉

概要・エピソード

やわらかな秋の陽射しに、燦然ときらめく黄金色の絨毯。尾瀬の秋は、美しく華やかな色彩で彩られます。9月中旬、標高が高い場所から徐々に色づきはじめる尾瀬の草原の紅葉は「草紅葉」と呼ばれ、次第に湿地帯全域を黄金色に染めてゆきます。周囲に並ぶ標高2,000m級の山々の原始林もまた赤や黄色などあでやかに色づき、濃い緑の針葉樹と併せて、尾瀬の草紅葉に色を添えます。尾瀬に秋の訪れを、そして冬の兆しを告げる草紅葉。秋の澄んだ青空のもと、湿地帯のほぼ全域を覆う木道を歩けば、いつでも足元に草紅葉を楽しむことができます。白や黄色の花々が盛りを迎える夏とは異なる、温かな色彩に満ちた秋を目で楽しめば、心までじんわりと温かくなってくるようです。

見所・お勧めポイント

ミズバショウやニッコウキスゲなど、四季折々に様々な高山植物が花開く尾瀬ヶ原。この尾瀬ヶ原がひときわ輝くのが、秋の紅葉シーズンです。湿地帯を覆う草が秋の陽射しで黄金にきらめく様子は「草紅葉」と呼ばれ、赤や黄色に染まった周囲の木々とともに、華やかな錦の景色を見せてくれます。

背景

東西約6km、南北約2kmに渡って広がり、三つの県にまたがる尾瀬は、至仏山・燧ヶ岳など2,000m級の山々に囲まれた盆地状の湿地帯です。燧ヶ岳の噴火活動によって生まれた湿地帯にはミズバショウなどの貴重な植物群落が見られることから、ほぼ全域が国立公園特別保護地域・特別天然記念物に指定されています。また、湿地帯のほとんど全ての場所に木道が整備されており、四季折々に移り変わる美しい自然の景色を楽しもうと、一年を通して多くの観光客が訪れます。