栃木県 日光・鬼怒川

湯西川温泉心かわあかり

概要・エピソード

夏の夜、旅館で温泉に浸かり夕食を終え、少し涼しくなった頃合いに湯西川温泉街から川辺に向かって散策すれば、幻想的な光のショーをお楽しみいただけます。毎年この地で開催される「湯西川温泉心かわあかり」では、湯西川上流から「やまほたる」という名を冠した数百個のLEDボールが放流されます。赤、青、緑・・・と7色に輝くうつくしい光がゆらゆらと川面を流れていく様子は、まさに済んだ夜空に星宵こぼれる天の川のよう。ただ光を眺めるだけでなく、「やまほたる」を一緒に放流することも可能です。幻想的な夏の光が、湯西川温泉の夜を華やかに彩ります。

見所・お勧めポイント

夜の川面を、数えきれないほどの7色の美しい光が、湯西川の夜を彩ります。温かな灯がともる静かな温泉街で見られる幻想的な光景は、地元の人々や観光客、それぞれの願いを光に宿し、ゆったりと川を下ってゆきます。

背景

湯西川温泉は日光国立公園の中にある渓谷に面した温泉地で、平家落人伝説が残る場所でもあります。湯西川沿いに旅館が並び、温かな湯気がこもる景色は、どこか懐かしい風情を思い起こさせてくれます。「湯西川温泉かわあかり」は、そんな湯西川温泉で企画された、2009年に始まった「天の川プロジェクト」の一つ。環境に配慮して作成されたやまほたるは、水面に触れるとLEDの光を灯し、イベントの後には回収されてリユースされます。夏の夜だけの幻想的な地上の天の川は、訪れた人々の祈りを天の星々へ届けてくれることでしょう。