山形県 飯豊町

朝霧差す新緑美しい白川湖の水没林

概要・エピソード

春の訪れとともに大量の雪解け水が流れ込む山形県の白川湖は、融雪期～5月半ばまで、満水の時期を迎えます。白川湖は下流にあるダムの影響で季節によって水位を変えるため、四季折々の変化に富んだ景勝地ですが、おすすめなのは5月中旬。新緑の季節、湖畔には「東北アルプス」と呼ばれる飯豊山の山並みが連なり、やわらかな若葉を芽吹かせた木々に囲まれた湖面が、春の空を映して輝きます。さらに早朝には、青い湖面に半ば沈んだ木々に朝霧がからみつく、とても幻想的な風景を見ることができます。ひっそりと湧き出した朝霧がゆるやかに水没林にからむ様子は、まるで物語の一幕のようです。この美しい景色をカメラにおさめようと、新緑の季節には、朝から大勢のカメラマン達が白川湖を訪れます。

見所・お勧めポイント

湖も山も青々と輝く新緑の頃。朝霧が湧き出した白川湖では、水位を増した湖に沈む木々と、その梢にからむ神秘的な朝霧の情景を見ることができます。豊かな水を湛えた白川湖と残雪の飯豊山の組み合わせは、短い春の終わりと、爽やかな初夏の到来を教えてくれます。

背景

白川ダムの上流にある白川湖は、ダム建設によって生まれた人造湖です。湖畔には、オートキャンプ場や公園が整備されており、県内屈指のレジャースポットで県民に愛される自然豊かな景勝地として人気を集めています。