青森県 奥入瀬

新緑かおる奥入瀬渓流

概要・エピソード

濃い緑、明るい緑、青に近い緑、苔むした緑…。様々な種類の緑色が、木漏れ日を浴びてまるで宝石箱のようにきらめく場所。新緑の季節を迎えた奥入瀬渓流は、目を射るような美しい緑が視界いっぱいに広がります。深い森に囲まれた奥入瀬渓流は、時にゆるやかな川の流れとなり、あるいは激しく飛沫を散らして流れ落ちる滝となり、場所によってさまざまな顔を見せてくれます。渓流に沿って作られた車道や歩道からは多彩な川の姿を目線と同じ高さで見ることができ、変化する水の芸術品が並べられた美術館を歩くように、森林浴を楽しめます。さらに新緑の季節ともなれば、鮮やかな若葉が渓流を彩ります。真っ白な飛沫を上げて流れる渓流からは涼しい風が湧き上がり、身も心も清らかに洗い流してくれるような清々しい空気があふれます。

見所・お勧めポイント

力強く流れ落ちる滝や、ゆったりと幅広く流れる白い川面。ほんの少し場所を移しただけで、様々な水の流れを見せてくれる奥入瀬渓流は、訪れた人々を飽きさせません。若葉が芽生える季節、まぶしい木漏れ日の中を散策すれば、美しい水のせせらぎと初夏の薫風に揺れる木々のさざめきが、心地よく耳を満たしてくれることでしょう。

背景

十和田湖から焼山まで約14.5kmに渡って流れる奥入瀬渓流は、滝や清流、奇岩など、多彩な見どころにあふれています。銚子大滝や雲井の滝、三乱の流れなど、いずれ劣らぬ景勝地がひときわ魅力を増す新緑の季節。渓流をすぐそばから楽しめる若葉の散歩道が、青々と輝く梢で涼しい木陰を作り、歩く人々を癒してくれます。