概要・エピソード

10月、鳥取砂丘の中でも最も東にある福部砂丘の南側に、不思議な光景が広がります。東京ドーム26個分もの広大な農地で栽培されているのは、らっきょう。真夏に植えられたらっきょうが10月下旬~11月上旬にかけて花盛りを迎え、植えられた砂地を覆い隠すようにして、赤紫の花を一面に咲かせるのです。砂丘のような乾いた土地でも逞しく育つ生命力にあふれたらっきょうは、古くは江戸時代からこの地で栽培されてきました。砂丘の砂と海の青さ、らっきょうの花の赤紫色が織りなす鮮やかなコントラストは見ごたえがあります。花盛りのらっきょう畑は周辺の農道からも眺めることができるので、様々な角度から、珍しい赤紫の花の絨毯を楽しめます。

見所・お勧めポイント

見た瞬間、「ここが本当に砂丘?」と不思議な気持ちをかきたてる、らっきょう畑。ゆるやかな起伏のある砂丘地帯に群落で栽培されているため、花がいっせいに咲いた様子は、まるで丘一面に赤紫色の絨毯を敷き詰めたようです。らっきょう畑の周辺には農道があるので、車でゆっくり走りながら鑑賞できます。さらに絶景を楽しむ撮影スポットをチェックするなら、「砂丘会館」で貰えるマップがオススメです。

背景

らっきょうは砂丘地や荒廃地などやせた土地で育つ特性があり、鳥取県でも江戸時代から栽培されてきました本格的に生産されるようになったのは大正時代。鳥取県福部町では1914年から商用栽培が始まりました。冬の寒さに強く、砂丘のような乾いた場所でも逞しく育つ生命力にあふれたらっきょうは、人々の生活を支え、100周年を迎えた現在では日本屈指のらっきょう産地へと成長しました。

ご案内とご注意

※本サイトに掲載した感動の瞬間(とき)は、天気や自然の条件によりご覧頂けない場合がございます。
※らっきょう畑内の農道は農作業用車両にお気をつけください。

見ごろの時期・時間

時期:
10月下旬~11月上旬
所要時間:
約45分
天気:
全天候
  • 春
  • 夏
  • 秋
  • 冬
  • 太陽・月星
  • 海・湖・川・滝
  • 山・森・野・里
  • 建物・景観
  • 動物・植物
  • 文化・伝統

住所

鳥取市福部町

アクセス方法

鳥取空港・鳥取駅・鳥取インターから車で約15分。

お問合せ先

名称:鳥取市福部町総合支所産業建設課
電話:0857-75-2814

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