ベトナムでおすすめのビーチリゾートはどこ?


ホーチミン支店

歴史やほっこり系ベトナム雑貨など、見どころや楽しみの多いベトナムですが、近年はビーチリゾートとしても人気が高まってきています。特に南部にはホーチミンから飛行機で1~2時間で行けるビーチがいろいろあって、クオリティーの高いホテルも揃っています。

夕日を堪能できる島、フーコック島



ベトナム最南端の島・タイランド湾に浮かぶフーコック島は面積約1320平方キロメートル、淡路島の2倍ほどの大きさ。カンボジアまでわずか4kmという国境の島です。かつてはカンボジアと国境を争ったこともあるため、島の北部には軍事施設も置かれていますが、最近はホテルなどが揃い始めています。特に乾季となる12~3月には、エメラルドグリーンの海を求めて多くのバカンス客が訪れるようになってきました。

フーコック島は別名「99の山と丘の島」と呼ばれるほど起伏に富んだ地形が特徴で、海には多くの川が流れ込み、いくつものビーチを形作っています。

この島で一番知られているのは夕日。インドシナ半島の東側に位置するベトナムでは珍しい、夕日を堪能できる島なのです。特に島の西側にあるロングビーチ周辺は、夕日を楽しめるスポット。この周辺にはラグジュアリーホテルからファミリー向けのカジュアルホテルまで、いくつものホテルが並んでいます。

リゾート開発が進むフーコック島ですが、主な産業は漁業、そしてヌクマム工場。

ヌクマムとはイワシなどの小魚を塩漬けにして熟成させて抽出したエキスのことで、東南アジアでは広く使われている調味料。ヌクマムをタイでは「ナンプラー」と呼んでいますね。フーコックはベトナムを代表するヌクマムの産地として知られ、なんと100社以上もの工場がこの島に置かれています。中には見学をさせてくれる工場もあります。味や香りにちょっとクセがあるヌクマムですが、お醤油好きの日本人にはなじみやすい味ですので、お好きな方は、見学してみてはどうでしょう。また、フーコック島では真珠の養殖も盛んで、真珠ショップも多くありますよ!

ホーチミンから最も近いビーチ、ブンタウ


人気上昇中のベトナムのリゾート

ホーチミンから最も近いビーチリゾートとして知られるブンタウ。植民地時代にフランス総督の別荘が築かれたことからリゾート開発が始まりました。ホーチミンの南東約120km、車で行けば約2時間で到着します。南シナ海に突き出た半島にあり、週末に気軽に行けるリゾートとしてホーチミンの人々に親しまれています。

海水浴を楽しむなら、半島の東側にあるバックビーチがオススメ。白い砂浜が約4kmに渡って続きます。浜辺にはビーチパラソルが並んでシーズン中には人々で埋め尽くされるほどです。周囲のレストランではエビやカニなどのシーフードを楽しめます。

ビーチの周囲には、フランス総督やグエン朝皇帝に愛された洋館「ホワイトパレス」があります。また白い座仏像で知られる「釈迦仏台」や、1971年にアメリカ人によって建造された大キリスト像などもあります。

ブンタウにある大キリスト像

ベトナムのリゾートと言えば、ニャチャン



ニャチャンのリゾートとしての歴史は古く、フランス統治時代に遡ります。白く長い砂浜、砂浜沿いに延びる道路とヤシの並木、そしてその道路に沿って続くホテル群・・・リゾート地としての要件をすべて兼ね備えているようなエリアです。遥か昔、8世紀頃には、ベトナム中部一帯を治めていたチャンパ王国の首都として栄え、当時はアジアの重要な海上交易の拠点として発展したそうです。

ニャチャンの見どころはたくさんあります。拠点となるのは、海岸沿いに南北に延びるチャンフー通り。ここにホテルやレストランが立ち並びリゾートエリアとなっています。

ラオ島
チャンフー通り前のビーチでのんびり過ごすのももちろんいいのですが、時間があればニャチャン沖の島々へアイランドホッピングもおすすめです。別名モンキーアイランドと呼ばれるラオ島は、その何の通り猿が多く生息する島で、デイユースできるコテージやレストランが海岸沿いに揃っています。

ゾックレットビーチ(ヨックレットビーチ)
ニャチャンの北約50kmにあるビーチで、白い砂浜が人気です。海の透明度も高く、ビーチでのんびり過ごすのに最適です。夏のシーズンや旧正月にはベトナム人の観光客で大いに賑わいます。このビーチは塩の産地としても知られていて、4~7月の乾季には、ビーチ周辺では真っ白な塩が山となった塩田風景を見られます。

4島アイランドホッピング
ニャチャン近海のムン島、モッ島、タム島、ミェウ島のアイランドホッピングツアーも人気です。それぞれの島でシュノーケリングやシーフードランチ、ビーチアクティビティなどを楽しめます。

ポーナガル塔
こちらはニャチャンの郊外にあるチャンパ王国の寺院。9世紀頃に建てられたものです。現存するチャンパ遺跡の中では最も古いものの1つとされています。ポーナガルとは「10本の腕を持つ女神」のこと。今でもベトナムの人に信仰されていて、参拝の人が絶えない寺院です。

ビーチリゾートとしても大注目 古都ホイアン



世界遺産の古都ホイアンはトゥボン川河口に開かれた美しい町。かつては東西貿易の中継地点として発達し、チャンパ王国の時代から中国、インド、イスラム世界と東アジアとを結ぶ港として栄えました。16世紀には朱印船に乗って日本の商人が訪れるようになり、多い時には1000人以上の日本人が住んでいたと言われます。

古都としての街並みが今も多く残されて風情のあるホイアンですが、実は車で10分も行くと、ラグジュアリーなホテルが立ち並ぶビーチが開けます。東シナ海に面したビーチで砂の色は小麦色、黄金色、といった濃いめの色合いが特徴です。

ホイアンの乾季は3~9月頃、ベストシーズンもこのころがいいでしょう。雨季となる10~2月頃には気温が下がり雨が続きます。また台風が来ることも多いので、この時期には天候に気を付けましょう。

そのほか、ホーチミンの東約250kmに位置する小さな漁村ファンティエット、その先に延びる浜ムイネーなどの小さな漁村も近年リゾート地として注目されていますし、ベトナム中部地方の経済の中心地、ダナンもミーケービーチやノンヌォックビーチを中心にリゾートホテルが続々とオープンしています。ダナンを拠点に、ビーチリゾートを楽しみながら、古都や遺跡観光を楽しむのも楽しいですね!

 

ホイアン近くのミーソン遺跡

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