【監獄島のニューノーマル】
アルカトラズ島「アウトサイドツアー」始まりました!


ルックアメリカンツアー ロサンゼルス

パンデミックの影響でしばらく入れなかった、サンフランシスコの観光名所「アルカトラズ島」ですが、8月半ばにようやく一部の入場が再開されました!
「セルハウス」と呼ばれる牢獄の建物内にはまだ入れないため、「アウトサイド(外側)ツアー」となっています。

「アルカトラズ島って?」という方のために。
アルカトラズは、島の周りの海流がとても冷たく速く、「脱獄不可能」と言われた監獄島です。1963年までの29年間、連邦刑務所として使用され、ギャングのボスとして悪名高いアル・カポネが投獄されていたことでも有名です。「ザ・ロック」や「告発」など、数々の映画の舞台にもなってきました。

今回はそんなアルカトラズ島の様子を取材してきましたので、ご紹介したいと思います。

ピア33

先ず、ピア33(アルカトラズ島への船着場)に到着すると、ゲートには安全対策についての案内が記載されていて、新型コロナウイルスの諸症状について質問をされます。
特に症状がない人は次に検温を済ませ、フェリー乗り場に向かいます。
列に並ぶ人たちは、マスクの着用やソーシャルディタンスなどのルールを、きちんと守ってくれています。

アルカトラズ島のチケットはタッチレスのeチケットが推奨されていますが、万が一携帯の電波が悪くても焦らないように、事前にスクリーンショットを撮っておくのがお勧めです。
もちろん、チケットをプリントして持参してもOKですよ!

こちらはフェリーに乗る列に貼ってある、ソーシャルディスタンスを示すステッカーです。
デザインは全部で4種類ありましたが、こちらはブラウンペリカンのもの。
アメリカで定められているソーシャルディスタンスは6フィート(1.8メートル)。ブラウンペリカンが翼を広げた時の長さと同じなんですって!

フェリーの船内の様子です。
乗車定員は150名(通常の半分以下)に抑えられています。
テーブルも通常の半分くらいの配置になっていました。通路になる場所にはソーシャルディタンスのステッカーが貼ってあります。

ソーシャルディスタンスのステッカーは、デッキにもきちんと貼られていました。

アルカトラズ島に到着

ピア33からフェリーに乗り15分ほどでアルカトラズ島の桟橋に到着しました。今回島が再開するにあたり一部ペンキが塗り替えられ、化粧直しされていました。

ここから、いよいよアルカトラズ島に上陸し、アウトサイドツアーの開始です!

桟橋から右側の坂道を登り始めると監視塔があります。普段はつい通り過ぎる場所ですが、案内などを見ると刑務所時代ここも重要な場所だった事がうかがえます。

アルカトラズ島には小さいながら刑務所当時からのガーデンが沢山あり、四季折々のお花が咲いています。昼間は庭師さんが手入れをしていて、話しかけると植物に関しての質問にも答えてくれます。

まだ刑務所の建物の中に入ることができない分、代わりに普段は公開されていない場所にも入れるようになっていました。
ただし、改修工事や植物の植え替え時期は一時的に入れなくなる事もあるそうですので、ご注意ください。

刑務所長邸(Warden's House)とガーデン

こちらは「パレードグラウンド」です。
アルカトラズが刑務所になる前、まだ軍の要塞だった頃に、軍事訓練やパレートに使用されていました。
この広場は普段から公開されていますが、毎年5月頃からのカモメの産卵時期になると閉鎖されます。野鳥の楽園でもあるアルカトラズ島は、カモメの産卵や子育てのコロニーとして保護地域に指定されているからです。

「セルハウス(牢獄)」の建物です。残念ながら今は外観を見学するだけになります。
建物が朽ちかけている様子は、潮風にさらされている時間の長さを感じさせますよね。

「プレーグラウンド」に向かう散策コースの最後にあるのが、この急な階段です。
手すりの脇にはハンドサニタイザーが設置されていました。

急な階段!

こちらが「プレーグラウンド」です。
今年は暫く島の入場が閉鎖されていたためか、コンクリートの割れ目から雑草がたくさん生えていて、より朽ち果てた雰囲気を出していました。

セルハウスの内部です。窓からのぞいて撮影することができました。中はきれいに保たれています。
普段はセルハウスツアーが行われている場所ですが、今はもちろん誰もいません。

最後に立ち寄れる場所にあるギフトショップは、安全対策として1組ずつの人数制限がされていました。
ここでは、当時の囚人が使用していた食器トレイやスプーンのレプリカなど、なかなか変わったお土産がゲットできます。
旅の記念にいかがでしょうか!

アルカトラズ島は、国立公園局が運営するゴールデンゲート国立レクリエーション地域の歴史地区として指定されいるため、島内の安全対策は国立公園が定めるものに準じています。

ハンドサニタイザーの補充も頻繁に行こなわれています。
給水所は使えませんでしたが、お手洗いは使用可能でした。

ハンドサニタイザーは頻繁に補充してくれます

【まとめ】ツアー再開後の注意点

アルカトラズ島ツアーのニューノーマルは、

◆最低限のルールとしてマスクとソーシャルディタンスを厳守!
◆以前のツアーに比べて同じくらいか、それ以上に歩きます!(島内滞在時間は2時間弱)
◆海風が思った以上に強い。屋外のツアーなので、暖かく雨が降っても大丈夫な服装で!

と、こんな感じです。ご参考になれば幸いです!

* * * * *

さて、再開後のアルカトラズ島ツアーの様子、いかがでしたでしょうか?

帰りには、フィッシャーマンズワーフの中心「ピア39」にもぜひ立ち寄ってみてください。
現在は、アウトドアのみ営業をしています。ギフトショップやブティック、その他の小売店は、半分以上は開いていました。

サンフランシスコで、皆さんのお越しをお待ちしております!!

ピア39

  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY9,231〜
    大人(12歳以上)1名あたり
    期間: 2020-04-01~2021-03-31
    ①サンフランシスコ湾に浮かぶ岩と断崖の小さな島、アルカトラズ島。
    ②映画「アルカトラズ島からの脱出」「THE ROCK」などの舞台になった監獄島にフェリーで訪れます。
    ③日本語案内オーディオをへッドフォンで聞きながら、元刑務所アルカトラズを見学します。
  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY17,919〜
    大人(12歳以上)1名あたり
    期間: 2020-04-01~2021-03-31
    ①チケット入手が困難な国立公園アルカトラズ島とサンフランシスコ市内観光を合わせた、満載ツアー!サンフランシスコへ来たのであれば、ご参加お勧め!!
    ②ツインピークス、ゴールデンゲートブリッジ、パレス・オブ・ファインアート、フィッシャマンズワーフ、そしてアルカトラズ島を観光できる定番観光ルート。
    ③車窓観光だけでなく、各場所によっては下車時間もたっぷりとございます。記念撮影ポイント満載です!

この記事を書いたレポーター

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