ニューヨーク滞在中にアメリカの名門大学に行って見ませんか？

アメリカ東海岸にある８つの私立大学（ハーバード、ブラウン、ダートマス、ペンシルバニア、コーネル、コロンビア、イエール、プリンストン）はアイビーリーグと呼ばれる大学スポーツのリーグを形成していますが、どの大学も昔から優秀な人材が集まることで世界的に有名です。その美しいキャンパスや大学街は観光地として訪れるのも楽しい場所です。車で片道4時間ほどかかるダートマスとコーネルを除けばニューヨークから日帰り圏内なのです。

イエール大学はハーバード大学、ウィリアム＆メアリー大学についで全米で3番目に古い大学。卒業生はビル＆ヒラリー・クリントン、ジョージ・ブッシュ親子など大統領や政治家、女優のメリル・ストリープ、ジョディ・フォスターなど著名人がずらり。これまで60人ものノーベル賞受賞者を輩出するなど、まさに世界最高峰の教育機関といえます。大学の合格率は6%、年間授業料は$51,400。思わずひるんでしまうような数字ですが、キャンパスは一般に開放されている場所が多く、観光客が気軽に訪れることができる雰囲気です。

イエール大学があるのはニューヨークから車または電車で2時間程度のコネチカット州ニューヘイブン。大学は駅からも徒歩圏内。大学以外の見所も徒歩圏内にあり、日帰りでも十分に観光が楽しめます。キャンパスの楽しみ方は色々。レンガ造りの建物の数々はそれ自体が芸術作品のようです。緑いっぱいのキャンパスを自由に歩いてもよし、イエール大学の学生さんがガイドを勤めるツアーに参加するのも楽しそうです。

この街でいちばん観光客が訪れる場所は、Yale University Art Gallery。古代ギリシャやエジプトの美術品から現代アートまで20万点以上のコレクションを誇るミュージアムです。目を奪われたのは、ピカソ、ゴッホ、モネ、ゴーギャンなど世界的巨匠の作品の数々。エドワード・ホッパーやジョン・トランブルなどアメリカ絵画史上重要なアーティストの作品も。4階建ての館内を埋め尽くす様々なジャンルの芸術を心ゆくまで楽しんで、なんと入場料は無料！イェール大学、太っ腹です。他にも英国芸術センターや、ピーボディ自然史博物館（こちらは有料）など個性的なミュージアムがいっぱいありました。

そしてニューヘイブンでもう一つ有名なのが、Louis’ Lunch（ルイスランチ）。1895年創業、ハンバーガー発祥の地と言われるレストランです。イェール大学のキャンパスからわずか1ブロックの場所にあります。

かつて日本のテレビ番組で紹介されていたところによると、1900年のある日、お客の一人から「急いでいるので、走りながら食べられるものを作って」というリクエストがあり、直火で焼いた牛肉のパテを薄切りパンに挟んで渡したのだとか。諸説あるでしょうが、結構説得力があります！

トーストした薄切り食パンに挟まれてででてきたのは、牛肉のパテ、トマト、オニオン、チーズだけ。店内にはケチャップ、マスタードなどの調味料は一切置かれていません。ケチャップをかけると昔ながらの味が損なわれてしまう　のだとか。お店の人の着ているTシャツも"No Ketchup!"でした。こだわりの新鮮牛肉を昔ながらの鋳鉄のグリルで焼いてパンに挟むというシンプルさが、永遠の人気の秘密なのかもしれませんね。

アメリカで３番目に古く美しいキャンパスを誇る超名門大学とハンバーガー発祥のレストランのあるコネチカット州ニューヘイブン。ニューヨークからの日帰り旅行にいかがですか？