ボストンの楽しみ方ベスト１０~その２~

世界中からの観光客でにぎわう歴史と大学の町、ボストン。大都市なのに緑豊かで、公園を気ままに駆け回るリスたちの姿にも癒されます。歴史ある街並みだけでなく、海辺や川沿いの景色も美しいボストンはスポーツの町でもあります。

毎年4月の第3月曜日はPatriots’ Day、レキシントン・コンコードの戦いを記念したマサチューセッツ州の祝日。この日に開催されるボストンマラソンは、1897年に始まった歴史が古く、参加資格タイムが設けられたハイレベルな大会。マサチューセッツ州の8つの市や町を通り抜けるコースで、ボストン公立図書館前Boylston Streetのゴール地点にはフィニッシュ・ラインがペイントされています。これもボストンならではですね。

1912年オープンのFenway Park（フェンウェイパーク）はレッドソックスの本拠地で、ボストンの主要なランドマークでもあります。本塁から左翼までが短く右翼が広いという変形球場で、グリーンモンスターと呼ばれるフェンスなど、そのユニークさが愛されています。ボストンのファンは熱い！とも冷めてるとも言われますが、私が観た日は、ホームラン量産の乱打戦で敵チームが勝っていて、冷めたファンの日でした！アメリカ最古の球場は独特の雰囲気で、日本とは全く違うベースボールが楽しめます。

ボストン大学やバークリー音楽大学など、ボストンは世界中から学生が集まる活気ある街。チャールズ川を挟んだ対岸のケンブリッジには、名門大学があり、特にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学は観光客歓迎のミュージアムがあり、気軽にキャンパスを歩くことができます。現役学生によるキャンパスツアーがあるので、そのツアーに参加するのも面白そうですね。各大学の生協でお気に入りのグッズを買うのも楽しみです！

ボストンとその近郊には、第35代アメリカ大統領ゆかりの地も多数あります。マサチューセッツ大学ボストン校にあるジョン・F・ケネディ・ライブラリーには、彼の子供時代から大統領としての功績まで分かりやすく展示されています。1962年キューバ危機の際の緊迫したやりとりなどは、まるで映画のワンシーンのよう。その他にも、ケネディ氏の愛用した席（The Kennedy Booth）があるレストランUnion Oyster House、ボストンの隣町Brooklineのケネディ生誕の家も、観光客に人気の場所です。

ケネディ大統領にもあったのかもしれないボストンなまり。BOSTONはBAHSTON（バーストン）と発音するらしく、Tシャツなどでもそのなまりをデザインしたものがあります。なかでも最も特徴的なのは、音節の最後のRを発音しないこと、だそうです。ロブスターはLobsterでなくLobsta（ロブスタ）、チャウダーはChowderでなくChowda（チャウダ）。なんかかわいらしいですね。“Park your car in Harvard Yard.”をボストンの人が言うと“Pahk yuh cah in hahvuhd yahd.”となるのだとか。（カタカナだとパークユアカーインハーバードヤードではなくパクヤカインハバドヤドというところでしょうか）

楽しみ方色々のボストン、春夏秋冬、どの季節でも楽しみは尽きません。日本からの直行便もあり長めの滞在でも楽しめ、ニューヨークからの日帰りや１泊旅行などコンパクトに回ることもできます。次のアメリカ旅行にボストン旅行をぜひどうぞ！