台南観光のおすすめスポットは?


JTB台湾マイバスチーム

台北から新幹線で約1時間半に位置する台南。台湾第4の都市ながら古くからの家並みが残される、歴史ある街です。最近は古い建築物をリノベーションしたおしゃれなショップやカフェが増えて、台湾ローカルはもちろん海外の観光客にも人気が高まっています。注目度急上昇の台南の見所を、JTB現地スタッフがご案内します。

台南はどんな街?

1624年オランダの統治により行政の中心となっていた台湾南部の都市・台南。 鄭成功のオランダ駆逐、中国清朝の統治、日清戦争後の日本統治と激動の歴史を辿り、現在の台南はさまざまな文化の混在したノスタルジックな雰囲気を残しています。お寺や古跡が数多く点在し、台湾の「京都」とも称される台南は、台湾第4の都市。

最近は、日本統治時代の建築物をリノベーションしたおしゃれな古民家カフェなども増えて、若い人にも注目されるようになっています。また台湾屈指の美食の町としても知られています。

古い街並みが楽しい安平老街。お土産物探しにも。

路地にも雰囲気があります。

台南の観光スポットとして人気なのが、「台湾第一街」と呼ばれる台湾で最も歴史のある街並みが今も残る安平。台南市内からは車で30分ほどの少し離れた場所にあります。

安平にはオランダ統治時代に建てられた城跡・安平古堡や、イギリスの貿易商が経営していた、徳記洋行という会社跡を利用して建てられた資料館など見所がたくさんあります。

徳記洋行の倉庫だった建物は、現在はガジュマルの木に覆われ、安平樹屋と呼ばれています。森のようにも見える不思議な光景は一見の価値ありです。また安平は蜜餞というドライフルーツの蜜漬も有名で、多くの蜜餞のお店があり、お土産にオススメです。

安平樹屋。ガジュマルの根が無数に伸びて不思議な光景です。

赤?樓

こちらは延平郡王祠

台南市内には日本ともゆかりのある歴史遺跡が数多く残っています。1653年にオランダ人によって建てられた赤?樓は、オランダ人の呼び名が「紅毛人」だったことから紅毛城とも呼ばれています。1660年代に鄭成功がオランダを駆逐した際に承天府と改名され、行政の中心機関となっていました。 台湾の英雄・鄭成功と鄭成功の母・田川マツが祀られている延平郡王祠も台南を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい古跡です。

台湾最古の孔子廟もあります。その近くにある府中街は、雑貨店やカフェなどが集まる小さな通りで、週末は多くの人で賑わっています。台湾の名門大学・成功大学の校内には、昭和天皇が皇太子時代に植樹したといわれるガジュマルの木があり、学生だけでなく台南市民の憩いの場となっています。

一方、中正路と忠義路二段の交差点にあるレトロな建物のハヤシ百貨も訪れたいデパートです。日本統治時代に建てられたハヤシ百貨は、リニューアルして2014年に再オープンしました。昭和モダンな雰囲気を残した建築物で、注目の観光&お買い物スポットになっています。 現在は台湾の名産品や、林百貨限定商品などを販売しています。

成功大学のガジュマルの木

府中街。週末は多くの人で賑わいます。

ハヤシ百貨。レトロな雰囲気がひときわ印象的。

ハヤシ百貨オリジナルグッズもいろいろありますよ。

台南は「小吃(シャオチー)」と言われる、いわゆるB級グルメでも知られています。代表的なグルメは、擔仔麺という肉そぼろやエビがのった麺や、蝦捲(蝦のすり身巻揚げ)。安平名物の豆花(豆腐スイーツ)も有名です。手軽に食べられるものが多いので、観光の合間に食べ歩きも楽しい街です。 1年を通して温かく気候に恵まれた台南へは台湾新幹線で約1時間半、気軽に日帰りできるのも魅力ですよ。

いかがでしたか?台湾旅行の際はぜひ台南へも足を運んでみてくださいね。JTBでも台北からの往復新幹線や日本語ガイドもついた日帰りプランをご用意しております。ぜひご参考に!

小吃(シャオチー)の一つ「擔仔麺」

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