ナコンパトムで咲き乱れる赤い蓮に癒やされる

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Rattiya

ナコンパトムという町をご存知ですか?バンコクの西約55kmに位置する小さな町ですが、実は紀元前3世紀にまでさかのぼる歴史がある古都です。タイ仏教の聖地としても知られ、1年を通して熱心な信者が訪れていますが、最近は、美しいレッドロータス(睡蓮)も知られるようになってきました。水上マーケットもあり見どころ満載。バンコクからのデイトリップにぴったりのナコンパトムをご紹介しましょう。

タイ最大の仏塔がある聖地

バンコクから西へ約55kmのところにあるナコンパトムは、インドからの仏僧によって、インドシナ半島で最初に仏教の教えがもたらされた町。仏教伝来の地として広く知られています。その歴史は紀元前3世紀、インドの王の使節団が半島で最初の仏塔をここに建てたことから始まります。
6~7世紀には、モーン族の国・ドヴァーラヴァティー国の都として栄えました。
ナコンパトムの最大の見どころは、何と言っても世界一の高さを誇る仏塔「プラ・パトム・チェディ Phra Pathom Chedi」です。
高さ120.45m、黄金に輝く塔は、街のどこからでも望める、存在感のある街のシンボルです。
インドのアショカ王に由来するとも言われ、その後何度かの改築を経て姿を変えながら現在に至ります。現在の仏塔は、近代タイの礎を築いたラーマ5世の時代に完成したもので、1年中多くの信者が訪れています。

レッドロータスの中をボートクルーズ

そんな歴史ある街が最近注目されています。というのも、面積約1万1000坪の池一面に浮かんで咲く睡蓮のボートクルーズが、知る人ぞ知る人気スポットになっているからです。

一面に浮かぶ睡蓮のボートクルーズを、ドローンで撮影してくれます。

睡蓮が人気急上昇となっているのは、「レッドロータス水上マーケット」。池に浮かぶ睡蓮は、昼咲き(日中咲いています)と夜咲き(朝10時頃まで咲いています)の2種類があるので、朝が苦手な方は、ムリして早起きする必要はありません。また1年中咲く種類のため、訪れてみて「季節が違った!」とがっかりするようなことも殆どありません。
1回約30分のボートクルーズですが、中でも大人気となっているのがドローンを使った撮影です。
池一面に浮かぶ緑の丸い葉に、ピンクの睡蓮がよく映え、その中を進むボートの上で思い切りポーズをとってみましょう。これぞインスタ映え間違いなしの一枚が撮れますよ。ドローンで撮影した画像の購入は有料(1枚40バーツ程度~)ですが、思い出の1枚になることでしょう。

レッドロータスの水上マーケットショッピング

蓮池には水上マーケットもあり、土産物ショップやカフェ、食堂などが立ち並んでいます。池に浮かぶ睡蓮を眺めながらのんびり散策したくなるマーケットです。

睡蓮は1年中咲いているので、いつ訪れてもハズレなしです。

ナコンパトム名物のエビも忘れずに

ナコンパトム名物として知られている料理が、「エビの火山蒸し焼き(クンオッププーカオファイ)」。
タイのグルメサイトで賞を受賞したこともあるという、超人気料理です。各テーブルで、火山を模した鍋を使ってエビに火をつけて焼くというワイルドな料理ですが、エビのうまみがギュッと凝縮されて、おいしさは格別!このレストランでは、アツアツのエビを、殻をむいてサーブしてくれます。

●クンオッププーカオファイ
TEL:03-424-1109,03-425-5041
営業時間:10:00-22:00
住所:885, Petchkasem Road, Tambon Sanam Chan, Amphoe Mueang Nakhon Pathom,Nakhon Pathom, 73000
価格:エビ(大・1kg)760B、エビ(小・1kg)550B

世界一の高さの仏塔《プラ・パトム・チェディ》もおすすめです。

ナコンパトムへの行き方

バンコクからはバスや鉄道で行くことができます。バスは南バスターミナルより。所要時間約1時間。
鉄道はトンブリー駅から約1時間。1日に6本程度。一方、クルンテープ駅からは1日13本。所要時間は1時間15~30分。
どちらも3等車の場合、乗車料金15THB前後。
バンコクから少し足を延ばして、ナコンパトムに訪れてみませんか?

JTBでは、水上マーケットを含むナコンパトムの見どころを手軽に効率よく回れるバンコク発オプショナルツアーを販売していますので、是非そちらも利用してみてください。

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