バンコク郊外のユニークなマーケット「線路市場」

JTBタイ支店
Rattiya

地元の人たちで賑わう、活気溢れる市場を訪れるのは、世界のどの街でも楽しいひと時ですが、それはタイでももちろん同じ!しかもタイでは、バンコクの大きな市場といい、水上マーケットといい、個性的で日本の市場とはまったく違う魅力に溢れています。今回ご紹介するのは、そんなタイでもほかでは見られない、通称「線路市場」「傘たたみ市場」。どれほど楽しい市場か、JTB現地スタッフがご案内します!

傘たたみ市場はなぜ「傘たたみ」なのか

タイにはさまざまなタイプの楽しい市場が各地にありますが、それでもここほどびっくり仰天な市場はないでしょう。 バンコクの南西約70kmにあるメークロン。大河チャオプラヤー川ほか多くの川が注ぐタイ湾に面した小さな町で、人々は漁業などで生活しています。そんな町で毎日開かれているのが線路市場。通称「傘たたみ市場」とも呼ばれています。 なぜ「傘たたみ」なのか…それは、この町を走る線路のすぐそばの細い、狭い空間でまさにひしめき合うように露店が開かれていて、線路を列車が通るたびに、広げた店の傘やテントを慌ててたたみ、品物を列車ぎりぎりまで下げる…それを列車が往来するたびに繰り返す市場だからなのです。 売られている物は、メークローン名物のプラートゥ(あじのような魚)のほか、果物、カレーペースト、日用品など庶民の生活を支えるまさに台所です。列車が通りすぎれば、お店の人は何事もなかったように傘やテントを再び出して商品を広げ、お客さんも、何事もなかったようにのんびりと品定めします。 列車が通過するのは1日8往復。お店の人は行きと帰りとで計16回もたたんだり開いたりするのだから、それはそれでけっこう大変なんじゃないかと思いますが、そういうのはあまり気にしないのがタイローカルの人々のおおらかで楽しいところです!

どんなにスレスレかというと、こんなにスレスレです!

こんなちょっと不思議でかなり愉快な市場を観光しに、世界中から旅行者が訪れます。海辺の町のローカルの市場が、今やタイの一大観光スポットになっているのです。 ですから列車が通過する時間には、傘やテントをたたむ様子を、一目見ようという観光客で大変な賑わいになります。特に撮影ポイントは人々でごった返すので、撮影の際にはどうぞご注意ください。

今や一大観光スポット。海外からの旅行者もたくさんいます。

バンコク->メークローン市場への行き方

バンコクからは70kmあまり。公共交通機関で行く場合には、
1)チャオプラヤー川の西岸「トンブリー」駅北にある「サーイ・ターイ・ピングラオ」バスターミナルから、直通のロットゥー(10人乗り程度の乗り合いバン)が出ています(南バスターミナル「サーイ・ターイ・マイ」とは違うのでご注意ください)。所要時間1時間前後。70バーツ前後。
2)ウォンウィエン・ヤン駅から海辺の町マハーチャイまでを結ぶローカル線で、マハーチャイまで行きます。マハーチャイから渡し船で対岸に渡り、船着き場のすぐ近くにあるバーンレーム駅からメークロン駅に行きます(メークロン駅が終点です)。バンコクからですと乗り換えも含めて4時間くらいかかります。

そのほか、タクシーをチャーターすることもできます。 個人でバンコクから行くのはハードル高いなあ…という方には、現地旅行会社からパッケージが販売されています。JTBでもこのメークロン市場と、市場からほど近い「アンパワー水上マーケット」や「ダムヌン水上マーケット」を組み合わせたお得なオプショナルツアーをご提案しています!タイの活気溢れる市場風景を、ぜひ楽しんでみてくださいね!

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