タイ政府、MICE(マイス)政策に本腰

JTBタイ支店
Rattiya

タイ政府は、最近「MICE」と呼ばれる分野で力を入れています。「MICE」とは「Meeting=企業などの会議、 Incentive=社員旅行などの報奨旅行、Convention=国際会議、Exhibition=見本市・展示会」のことです。

タイの経済にとって観光分野は非常に重要で、タイの国内総生産(GDP)の10%を占め、200万人以上の雇用を生み出していると言われます。そこでタイ政府は、これまでにも様々な大規模国際会議や見本市・展示会、インセンティブなどを成功させてきた実績を掲げ、MICEマーケットの誘致に乗り出しています。

さまざまな観光資源に溢れるタイ。写真はバンコク。

バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケット、コンケンを中心に



タイが現在、MICEマーケットの誘致に力を入れているのは、バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケット、コンケン(※)。

これらの都市では国際空港が整備され、多くの国際線でタイと海外の国々とを結んでいます。特にバンコクのスワンナプーム国際空港は4000万人以上(2009年)の旅行者が行き来する東南アジアのハブ空港でもあります。

これらの都市は国際空港だけでなく、さまざまなクラスのホテルも整備されているため、ニーズに対応したサービスを提供できるほか、海のリゾートから遺跡観光まで観光素材が豊富で、訪れた人々を飽きさせない魅力に満ちています。またバンコクでは近年5つ星クラスのホテルが続々と開業し、さまざまなホテルステイを楽しむことができます。

さらにバンコクは近年、市内の交通システムの整備にも力を入れていて、地下鉄の延伸や高架鉄道(BTS)の充実を図っているほか、空港~市内中心部のアクセスの改善にも力を入れ、空港まで楽に移動できるようになっています。

(※)コンケンは東北部イサーン地方の交通の要所で、政府機関・国営企業などが多く集まっています。またイサーン地方への観光の拠点ともなっています。

ハイクラスから庶民的な食堂まで



また、食事もバラエティ豊富でハイクラスのレストランから、気軽に楽しめる食堂まで楽しめるのも、タイがMICEマーケットに支持される大きな理由の一つです。

特にバンコクでは、高級料理でありながら、誰の口にも合いやすいマイルドな味付けで愛されるタイ宮廷料理を筆頭に、いまやバンコクの夜の楽しみに欠かせない存在となった、ビルの屋上の天空レストラン、チャオプラヤー川からの夜景を見上げながらディナーを楽しめるディナークルーズ、かと思えば、まぶしいネオンと人々の喧騒の中で見つける絶品の路面食堂など、バンコクならではの食の楽しみが充実しています。

現在は政府が航空会社や観光産業と協力してより値ごろ感のあるサービスを提供しています。お得感がいっそう増したタイでの滞在が楽しめそうです。JTBでもさまざまな人気店のお食事クーポンプランもご用意しております。ぜひご参考に!

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