プラナカン菓子『クエ』作り体験

『ニョニャクエ』はプラナカンの代表的なお菓子。その意味は“プラナカン女性のお菓子”というシンプルなもの（プラナカンの女性＝「ニョニャ」、お菓子＝「クエ」）。
パンダンリーフやブンガ・テランの花（Blue Pea Flower）やローズシロップなどの自然植物を用いて、
緑・青・赤など鮮やかな色のお菓子に仕上げてあってとても華やかなのが特徴です。

『アンクークエ』とは、漢字で表記すると紅龜粿。亀の甲羅を模した赤色の餅菓子で、発祥は中国。 柔らかい米粉の皮に緑豆やピーナツなどの餡が入った生菓子で、亀の甲羅の形をしています。亀は長寿の象徴で、幸運と繁栄をもたらすとされる縁起のよいものとされ、これを赤ちゃんの生後1ヶ月のお祝いや年配の方の誕生日祝いに食べるのだそうです。　

“Ji Xiang Ang Ku Kueh（ジー シャン アンクークエ）”は30年以上続くアンクークエの老舗店。
もともとは、お住いの台所でアンクークエを作り近所の方に配っていたのが、次第に評判を呼び、1985年からビジネスとしてスタート、1988年に『Everton Park』でお店を構え、今ではシンガポール内に6店舗を構えるまでに。
当初「ビーナッツ」と「スイートビーン」の2種類のフレーバーでしたが、今では常時6～7種類のフレーバーから選ぶことができるのだそう。（ただし、遅い時間になると売り切れのこともありますので、ご注意を！）
創業時から続くピーナッツとスイートビーンは外せないのですが、ドリアンなど季節ものや変わり種フレーバーも捨てがたい。1個といわず、いくつか買って食べ比べしてみてはいかがでしょうか。

根強いファンを虜にする理由は、徹底した手作りにこだわっていて、ココナッツミルクの優しい甘みとなめらかでとろけるような食感につきます。ぷるぷるした柔らかい餅生地の中に、甘さ控えめの餡が入っていて、
まさに和菓子を思わせるような食感と懐かしい味わいです。
ここではたくさんの作業員さんが餡詰めや成形の工程を手作業で丁寧に行っています。
ひとつひとつが手作業であるからこそ餅の厚みが均一に保てて、舌触りがよくなるのだそう。

こちらではこの伝統的なクエ作り体験ができる『ワークショップ』にこどもから大人まで年齢問わず、
誰でも参加することができます。
インストラクターからコツを伝授してもらい、早速見よう見まねでビーナッツとスイートビーンの
2種類の餡詰めや成形をしていきます。
どうすればバランスよくまとまるのか、きれいに型どりできるのか、スピードアップできるのか…
試行錯誤しながらも、これがなかなか楽しい時間で、童心に戻ったように夢中になっていました♪
成形したアンクークエを大きな専用の蒸し器で蒸しあげること数十分ほどで完成！
ニョニャ菓子は時間が経つと固くなってしまうので、できたての一番美味しいクエをその場で実食できるのもうれしい♪

＜アンクークエ・ワークショップ（入門編）＞
■開催日時：水・木/15:00-15:45、16:00-16:45
　　　　　　火・金・日/15:00-15:45
■参加費用：S$55/1名（火・水・木）*2名以降はひとり追加につきS$15
　　　　　　S$60/1名（金・日）*2名以降はひとり追加につきS$20
■所要時間: 約45分
■年齢制限: なし（お子さま歓迎）
■1クラスの人数: 6名まで
※エプロン貸し出し、作ったクエは持ち帰り可
※ワークショップは『英語』で行われます。
■オンライン予約はこちらから☞ https://bookings.jixiangconfectionery.com.sg/session/make-your-own-ang-ku-kueh-workshop/

【Ji Xiang Ang Ku Kueh（BUGIS店）】
住所：235 VICTORIA STREET, BUGIS VILLAGE, SINGAPORE 188027
※ブギスストリートの入り口付近、Victoria Streetに面してお店があります。
営業時間：8:00-19:00（毎日）
URL：https://jixiangconfectionery.com.sg/

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美しい街並みに魅せられる『カトン地区』を散策、プラナカン博物館では歴史や文化を学びます。
ニョニャ菓子老舗店でのクエ試食＆プラナカンブッフェのランチ付です♪