侮るなかれ!少数民族のローカル屋台グルメ


ケンケン

「シンガポールの料理といえば?」、チリクラブやチキンライス、バクテーにラクサ、フィッシュヘッドカレー、等々…が浮かんできますが、ローカル(地元民)の間でお馴染みのお財布にもやさしく、とっても手軽に食べられるものもたくさんあります。
今回は高級レストランのメニューではあまり見かけることはない、ローカル屋台グルメをいくつかご紹介いたします。

ラオパサの屋外席でローカルフードを楽しむ

ロティ・プラタ

◎起源:インド

ロティ とは「パン」、プラタとは「平たい」という意味のヒンズー語の言葉です。生地は、小麦粉、卵、水、油またはギー(インド風澄ましバター)が主な材料。これらをしっかり捏ねて生地を作り、1ポーションずつ小分けをして、注文が入ると油をたっぷりと手に付けながら、紙のようにうすーく伸ばして折りたたみながら鉄板で焼きあげます。アツアツの生地をカレーソース(野菜、チキン、マトン、魚などから選べる)に付けながら食べます。

■食べれる場所:インド系レストラン、フードコート、ホーカーズロティ・プラタの店には、あまりオイルを使わずに焼く店、オイルを掛けながら焼く店、揚げるように調理する店等、さまざまなタイプがあります。
食感も柔らかいもの、モチモチしたもの、カリカリのものとお店ごとに様々な種類があります。

■バリエーション:中に何も入っていないプレーンプラタ、卵や玉ねぎやチーズなどを加えたプラタもあります。

初心者おすすめ度:★★★★☆

↓↓↓プラタ職人が、何度も生地を宙に投げ上げて、紙のように薄く、4~5倍の大きさに伸ばしていく様子は見る価値あり!この薄くなった プラタの生地を長方形に折りたたみ、油を引いた鉄板の上で焼きます↓↓↓

ムルタバ

◎起源:アラビア半島

アラビア語名「ムタッバク」は「折り畳まれた(もの)」という意味。
地域によって名前や食材は大きく変わるが、マレーシアやシンガポールでは、ロティ・プラタと同じ生地に、通常ニンニク、卵、玉ねぎを混ぜた羊肉のミンチが入っており、カレーソースをかけて食べます。

■食べれる場所:インド系レストラン、フードコート、ホーカーズ

■おすすめの場所:アラブストリートにある老店舗レストラン「シンガポール・ザムザム(Singapore Zam Zam)」または隣の「ビクトリー・レストラン(Victory Restaurant)」。サルタン・モスクの向かいに建っていますので、観光客にも入りやすい立地なのが◎。

■バリエーション:中の具はマトン(羊肉)の他に、チキン、ビーフ、サーディンなどの好みのフレーバーが選べます。

初心者おすすめ度:★★★★☆

(参考)
Singapore Zam Zam☛ https://zamzamsingapore.has.restaurant/
Victory Restaurant☛ https://www.facebook.com/victorysingapore/

ミーゴレン

◎起源:インドネシア

インドネシア、マレーシア、シンガポールなどの焼きそば料理。
マレー語でミーは「麺」、ゴレンは「揚げる」の意味であるが、実際には炒めて作られます。
調味料にケチャップマニスと呼ばれている甘い醤油と唐辛子の効いた辛味調味料、サンバルで炒めたので日本のソース焼きそばに近い外見といった感じでしょうか。シンガポールではシンガポール風と称してトマトケチャップで味付けする赤っぽい『ミーゴレン』というお料理もローカルには人気。

■食べれる場所:イスラム系レストラン、フードコート、ホーカーズ、チリクラブレストラン

■バリエーション:「ナシゴレン」➞ナシは「ご飯」の意味で、マレー風アンチョビのイカンビリス(干した小魚)を具として炒め込んだこのお料理は、パラパラとしたお米がチャーハンに合い、シンプルながらも日本のチャーハンとは異なる風味を感じられます。
「メギゴレン」➞ミーゴレンの麺をインスタント麺で作ったもの。

初心者おすすめ度:★★★☆☆

サテー

◎起源:インドネシア

「サテー」とはマレー語の広義で『串焼き』の意味だが、狭義では『マレー風ヤキトリ』を意味する。ターメリックや生姜などでマリネされた肉を、竹串にさして焼いた料理。鶏肉が使用されるほかに、牛肉、山羊肉など他の肉でも作られる。日本の焼き鳥より小ぶりの場合が多いほか、濃厚なピーナッツ味の甘いソースに漬けて食べるところが、焼き鳥とは大きく異なる。一緒にお皿に添えられているのは、クトゥパ(Ketupat/軽いお餅のような食感)とキュウリ。

■食べれる場所:レストラン、フードコート、ホーカーズ

■おすすめの場所:「ラオパサ(Lau Pa Sat)」。オフィス街のど真ん中にあるホーカー。夜になると、ラオパサを囲む道路の一角を封鎖して、一面にテーブルが並べられて、ビアガーデンみたいな賑わいになる。お酒の値段が高いシンガポールだが、ここはホーカーなのでリーズナブル。

■バリエーション:サテーは元来イスラム圏で食べられてきた料理のため、宗教的な理由から鶏・羊・牛肉が使用されているが、中華系経営のお店では、豚肉を使用しているところもある。

初心者おすすめ度:★★★★★

(参考)Lau Pa Sat☛ https://laupasat.sg/

この記事でご紹介したスポット

いかがですか。
いつものお洒落なレストランでのお食事ではなく、肩ひじ張らない気楽なスタイルで、
ローカルに混じって食べるホーカーでの屋台フードは、また違った食体験になるはず。

  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY19,434〜
    ※価格は予告なく変更になることがございます。
    シンガポールでは絶対に食べておきたい蟹の王様“チリクラブ”のご夕食をお楽しみください。ご夕食後は、賑やかなナイトスポットで有名なクラークキーからリバーボートに乗船して流れる景観をご覧いただきます。マリーナ・ベイを舞台にした壮大な光と水のショー“SPECTRA(スペクトラ)”は圧巻です。

この記事を書いたレポーター

ケンケン

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