プラナカン博物館リニューアルオープン


ケンケン

プラナカン博物館が約4年の改修を終えて2023年2月17日に再オープンしました。
パステルグリーンの色合いとともに真の美しさを誇ってきたネオクラシカルな歴史的建物は、
このたび内装もこれにふさわしい姿に生まれ変わり、まさに“宝石箱”と呼ぶべき施設へと格上げされました。
800点以上の展示品が置かれた館内は3つのフロアに9つのギャラリーで構成され、ギャラリーごとに
プラナカン文化の異なる顔にスポットを当てています。
そのどれもが示唆に富み、考えさせられるものばかりです。
3つのテーマ(「オリジン」、「ホーム」、「スタイル」)に沿って展示が行われています。

◎1階の「オリジン」では、プラナカン文化の歴史を理解できるよう大型のフォトウォールを
設置しています。
ここではプラナカンの家族やコミュニティの手によって彩色された写真や肖像画を展示することで、
過去と現在を視覚的に表現しています。
また、プラナカンであることの意味とは?について興味深い考えをヒアリングしたインタビュー映像も
上映されています。

◎2階の「ホーム」では、家庭(食事、慣習、調度品等)を切り口にしたプラナカン文化を紹介しています。
天井まで積まれたニョニャ食器や、繊細なモチーフが描かれた陶器も必見です。
また、長テーブルにさまざまな食器を並べた「トクパンジャン」と呼ばれる伝統的なテーブルセッティング
もご覧になれます。

◎最終フロアの「スタイル」では、130点以上のバティックや刺繍が展示されています。
初代首相リークアンユー夫人が着用したチョンサム(チャイナドレス)や、国内外でヒットしたドラマ
『リトル・ニョニャ』に登場する繊細なビーズサンダルなど、ここは精巧なプラナカンファッションに
魅了された人にとって夢のような空間です。
このほか、伝統衣装のサロン・クバヤ、男性用の衣装、アクセサリーなども展示されています。
また、ダイヤモンドを散りばめたベルトから伝統的なヘアピンなど多彩なジュエリーを集めた
新しいジュエリー・ギャラリーもぜひご覧ください。

【プラナカン博物館 - PERANAKAN MUSEUM 】
住所:39 Armenian St, Singapore 179941
電話: +65 6332 7591
開館時間: 10am-7pm (金曜日は10am-9pm)*毎日オープン
入館料:大人S$12、子供(6歳以下)無料
ウェブサイト:https://www.nhb.gov.sg/peranakanmuseum/

■情報元:シンガポール政府観光局

この記事でご紹介したスポット

この記事を書いたレポーター

ケンケン

エリアから探す

地図から探す

記事タイプから選ぶ

旅のテーマから選ぶ

旅行スタイルから選ぶ

日付から選ぶ