リトルインディアにある食の台所“テッカセンター“
リトルインディアでマーケットと言えば、ここ“テッカセンター”。
テッカ・センターはインド系の人たちだけでなく、中華系、マレー系、それに旅行者の姿も見かけます。
テッカセンターはアクセス至便なところにあります。
MRTリトルインディア駅で下車し、C出口を出て正面左に見える水色の建物がテッカセンター。
歩いて数分で到着します。
1階はまさにリトルインディアの台所!
ホーカーとウエットマーケットがあります。
ウェットマーケットには野菜屋、果物屋、魚屋、肉屋、卵屋、雑貨屋など豊富な品揃え。
野菜や果物は日本ではお目にかかれないような南国ならではの珍しいものもあります。
多種類のスパイスが売っているのは、リトルインディアならではの光景ですね。
ウエットマーケットは朝早い時間の方が、新鮮で豊富な品揃えで活気があり賑わいます。
午後遅くに行くと閉まっているお店が多いですので、
ウエットマーケットでお買い物をしたい人は午前中に行くことをおすすめします。
シンガポールは美食の都
シンガポール版ミシュランガイドでも、レストランだけでなく、
ホーカーの屋台もが星を獲得するほどレベル高し。
多国籍国家ならではのバリエーションも豊かで、中華、マレー、インド、アラブなどの
食文化がミックスして独自に進化したローカルグルメがいっぱい!
ホーカーやフードコートには、シンガポールならではの多国籍な
ローカルフードが結集していて、安くて美味しい庶民派グルメの宝庫。
島内に114箇所あるシンガポールの庶民の台所とも言える“ホーカー”。
朝ご飯から晩ご飯まで、地元民の胃袋を支えている場所だと言っても過言ではありません。
2020年12月 シンガポールの“ホーカー文化”がユネスコ無形文化遺産に認定されました!
“テッカセンター・ホーカー”では「まずインド料理を食べないと!」
と言うほどインド系屋台がここに凝縮して集まっています。
どの屋台で注文したらいいのか迷うかもしれません。
迷ったら行列があるところに並んで試してみてもいいかも。
ホーカーのエリアはそれほど広くないのですが、インド系やマレー系の屋台が大半を占めるので、
他のエリアのホーカーとは異なりどこかエキゾチックな雰囲気が魅力。
もちろんインド系屋台だけではなく、中華系やマレー系の屋台もありますので、
インド料理が苦手な方もご安心ください。
ホーカーではテーブル席が決まったら、シンガポール流にポケットティッシュを置いて、
『席、キープしてます!』のアピールはお忘れなく。
ここにはシンガポールの元大統領トニー・タン氏も訪れたという、
ビリヤニで有名な“Allauddin’s Briyani”があります。
ミシュランガイドなど、さまざまなガイドブックに掲載されるビリヤニのお店で、
いつも長蛇の行列ができています。
セットメニューなら、チキン、マトン、フィッシュから選べ、
卵とパパド(インドの薄焼き煎餅)がついています。
ビリヤニ (Briyani) とは、インド亜大陸のムスリムにその起源を持つ炊き込みご飯料理で、
スパイスとバスマティ米、肉、魚、卵や野菜などから作るお米料理。
バスマティ米とは、繊細で優れた芳香で有名な香り米です。
口に含んだ途端、ミントやスパイスの華やかな香りがふわりと口内に広がります。
バスマティ米は驚きのパラパラ感!
チキンとマトン、どちらもホロホロと崩れ落ちるくらい柔らかいお肉です。
マサラ(チキンや野菜などの具材とスパイスを混ぜ合わせたカレーのようなもの)
のコクがしっかりあります。
付け合わせのカレーをかけて食べることも多く、
結構スパイスが効いているので辛い物が好きな人におすすめです。
Allauddin’s Briyani -アラジンズ ビリヤーニ-
Tekka Centre #01-232
ロティ・プラタ (Roti Prata) は、シンガポールの朝ご飯メニューの1つとして、
またランチやおやつにも味わえるマレー、インド系の定番メニューです。
小麦粉、卵、水、油のみで生地をこねて、鉄板に生地を薄く延ばして焼き、
折りたたみながら焼きあげられます。
一口サイズにちぎって、ついてくるカレーをつけていただきます。
モチモチした食感が人気で、中に何も入っていないのがスタンダードなプレーン、
卵やチーズなどを入れたロティプラタもあります。
Prata Saga Sambal Berlada -プラタ・サーガ-
Tekka Center #01-258
スパイシーなお料理にあう飲み物ならこれがおススメ♪
ここにはかき氷ではなく、しっかり具材が入った冷たい飲むチェンドルがあります。
混ぜて飲みます。
スパイスでピリリとした口の中を黒蜜の優しい甘みが潤してくれますので、
スパイシーな料理を食べた後のデザートドリンクとしてピッタリです。
スペシャルチェンドル(飲むチェンドル)S$2〜
2階はキラキラのインド系の装飾品がまばゆい
2階へあがると、目に飛び込んでくるのが細かい刺繍やビーズがあしらわれた
キラキラ華やかなインド系の民族衣装。
ゴージャスなパンジャビドレスから普段着のコットン素材のものまで、所狭しと並びます。
インドの民族衣装といえば思い浮かぶ“サリー”。
切ったり縫ったりしていない、1枚の長方形の布を体に巻きつけて着用する民族衣装。
5Mほどの大きな布地もやわらかな肌心地の生地がしっとりと体を包み込みますので、
どんな体格の方でも、自分仕様に着こなせます。
ここでは、特別なハレの日や主にご年配の人が着ているという印象です。
実際は普段着としては“パンジャビドレス”を着ている人の方が多くみられます。
サリーと比べるとパンジャビ・ドレスは、パンツなので動きやすく着脱も簡単だからです。
素材もデザインも様々で、ビーズやスパンコールで豪華絢爛なパーティー仕様のものから
ほどよい刺繍がシンプルで日常で着られるものまで幅広くあります。
シンプルなコットン地のもの、鮮やかなプリントが施された化繊地のもの、
ビーズやスパンコールが散りばめられた色鮮やかな婚礼用のゴージャスなもの、
などの多種類を取り扱う布屋さんで購入した布を、
店先に置かれているミシンであの美しいサリーに仕立ててくれるのですね。
シンガポールの中でも特にローカル色が強く異国情緒漂うのがここリトルインディア地区。
ぶらり散策するだけでも刺激的で面白いところですので、
ぜひディープでエキゾチックな世界を実感してみてください。
Tekka Centre(テッカ センター)
住所:665 Buffalo Road S210665
最寄り駅:Little India C出口
この記事でご紹介したスポット
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY16,565〜※価格は予告なく変更になることがございます。チャンプルとはマレー語でごちゃ混ぜの意味。まさに中華、マレー、インドの独特な文化の混ざり合った異国情緒溢れるツアーです。また、トライショーでブギス・リトルインディアを回り、チャイナタウンやアラブストリートも散策します!