シンガポールの祝日 <2025年/2026年版>

シンガポールでは年間の祝日が何日あると思いますか?それは11日間(※2025年、2026年)です。
日本の祝日に比べると、少ない印象があるかもしれません。
シンガポールの祝日は、この国が多民族、多宗教の国であることを思い出させてくれ、
町が華やかな雰囲気に包まれます。今回は、シンガポールの祝日についてご紹介します。
多民族、多宗教の国らしい祝日
2025年のシンガポール政府の統計資料を見ると、
シンガポールの人口は約611万人(シンガポール人約366万人/永住者約54万人)、
その内、中国系が全体の約76.1%、マレー系15.0%、インド系7.4%、
その他1.5%となっていて、この10年、民族構成はほとんど変わっていないようです。
主要な宗教は、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教。
それぞれの宗教において重要な日がシンガポールの祝日になっています。
国民全員で祝い、民族も宗教も関係なく互いに尊重しようという、この国の姿勢が感じられます。

2025年/2026年の祝日(パブリックホリデー)
2025年のシンガポールの祝日は以下の通りです;
【2025年】
1月1日(水)ニューイヤーズデー (元日)
1月29日(水)、30日(木) 春節/旧正月
3月31日(月)ハリ・ラヤ・プアサ (イスラム教の祭日) ※3連休可
4月18日(金)グッド・フライデー (キリスト教の祭日)※3連休可
5月1日(木)労働者の日(レーバーデー)
5月12日(月)ベサク・デー (仏教の祭日) ※3連休可
6月6日(金)ハリ・ラヤ・ハジ (イスラム教の祭日) ※3連休可
8月9日(土)独立記念日
*10月03日(金)~05日(日) F1シンガポールGP
祝日ではありませんが、レース開催期間前後は宿泊費が高騰し、マリーナ地区では交通規制が行われます。
10月20日(月)ディーパバリ (ヒンズー教の祭日)※3連休可
12月25日(木)クリスマス (キリスト教の祭日)
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2026年のシンガポールの祝日は以下の通りです;
【2026年】
1月1日(木)ニューイヤーズデー (元日)
2月16日(月)旧正月大晦日
2月17日(火)、18日(水) 春節/旧正月
3月21日(土)ハリ・ラヤ・プアサ (イスラム教の祭日)
4月3日(金)グッド・フライデー (キリスト教の祭日) ※3連休可
5月1日(金)労働者の日(レーバーデー)※3連休可
5月27日(水)ハリ・ラヤ・ハジ (イスラム教の祭日)
5月31日(日)ベサク・デー (仏教の祭日)*6月1日(月)振替休日
8月9日(日)独立記念日 *8月10日(月)振替休日
*10月09日(金)~11日(日) F1シンガポールGP
祝日ではありませんが、レース開催期間前後は宿泊費が高騰し、マリーナ地区では交通規制が行われます。
11月8日(日)ディーパバリ (ヒンズー教の祭日) *11月9日(月)振替休日
12月25日(金)クリスマス (キリスト教の祭日) ※3連休可
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注)基本的に、正月、労働者の日、独立記念日、クリスマス以外は、
その年によって日にちが異なる移動祝日となります。

大晦日のカウントダウン花火(マリーナ地区)
春節(旧正月)のチャイナタウンはマストで立ち寄りたい!
順に祝日をみていくと、2026年は2月17日、18日が春節(旧暦の正月)です。
8割近くが中国系の国民で占めるシンガポールは、やはり春節は大いに賑わいます。
縁起の良い赤い色に溢れたチャイナタウンはこの時期、ライトアップされ、夜市が立ち、
チンゲイナイトフィエスタなどが行われます。
建国以来シンガポールでは、中国正月のときに爆竹を盛大にならしてお祝いするのが一般的でした。
しかし、1972年以降爆竹は禁止され、代わりに「チンゲイ」が開催されるようになりました。
アジア最大規模のストリートパフォーマンス、チンゲイパレードはとっても華やか。
きらめく山車、舞い踊る龍、竹馬乗りたちが練り歩く毎年恒例のイベントです。
旧正月の期間中、マリーナベイ地区のF1ピットビルディング(観覧車シンガポールフライヤーの側)で
行われ、山車(フロート)が披露され、カラフルな民族衣装をまとった人々らによる
パフォーマンスが繰り広げられます。

仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教の祝日
仏教では、釈迦の誕生した日であり、悟りを開いた日、そして入滅(亡くなった)日として、
仏教徒にとって大切な日がベサク・デーです。
信心深い仏教徒は寺院での法要に参加し、花やろうそく、線香をお供えします。
ブライト・ヒル・ロードの光明山普覚禅寺では、ろうそく行列が行われます。

イスラム教では、断食明けを祝うイードの祭りハリ・ラヤ・プアサとメッカ巡礼祭である
ハリ・ラヤ・ハジがあります。
ハリ・ラヤ・プアサの1カ月前ぐらいから、ゲイラン・セライ・バザールが開かれます。
屋台が並び、スイーツや料理、衣類など、イスラム圏の品々が売られます。
この時期、カンポン・グラム地区は大いに賑わいます。夜開かれる市場を見て回るのも楽しい体験です。

ヒンドゥー教の祝日はディーパバリ。闇(悪)に勝つ光(善)を祝う祭りで、
オイルランプに火を灯すことがディーパバリの象徴だそう。
この頃、通りがライトアップされたリトルインディアの町並みには光が溢れ、
いつもとは違った、より華やいだ雰囲気になります。

キリスト教に関係した祝日では、イエス・キリストの降誕を記念するクリスマスと、
イエスが十字架に磔にされた受難の日(復活祭前の金曜日)とされるグッドフライデー。
クリスマス前後は、オーチャードロード沿いは華やかにライトアップされ、
クリスマス気分を盛り上げています。もちろんこの時期、バーゲンも大きな楽しみのひとつです。
祝日やその前後にシンガポールを訪れるチャンスがあれば、
多民族国家シンガポールを体感してみてはいかがでしょうか。
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